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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030925i511.htm
糖尿病患者が、食後の血糖値上昇を抑えるために服用している医療用薬品「ボグリボース」で、1997年以降これまでに7人が劇症肝炎を発症、うち4人が死亡する副作用が起きていることが25日、厚生労働省の調べで分かった。
同省は同日までに、販売元の武田薬品工業に対し、使用上の注意に劇症肝炎が起きる可能性を明記し、医療現場に慎重な投与を求めるよう指示した。
死亡したのは、30歳代女性と60歳代女性、70歳代の男女各1人。薬は錠剤で、病院で処方された患者が自宅で服用することも多いという。94年9月の発売以来、合わせて400万人余が服用しているが、一般の薬局・薬店では販売されていない。
劇症肝炎を発症した患者はいずれも同薬の服用後に食欲減退や黄だんなどの症状が出て、肝機能障害へと病状が悪化していった。他の薬と併用するケースが多く、同省ではこれまで、同薬が原因と判断できずにいたが、症例が重なったことや、死亡者の1人が同薬しか服用していなかったことから、使用上の注意に「重大な副作用」として劇症肝炎を追加するよう同社に指示した。
同省医薬食品局では、医療関係者に対しても「十分に容体を観察し、少しでも異常があればすぐに使用を中止してほしい」と呼びかけている。
(2003/9/25/20:03 読売新聞 無断転載禁止)