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2003年9月29日 NHKハイビジョン HVスペシャル 「尾形光琳・自由と夢幻の魔術師」
元禄時代のバブルが崩壊後、江戸幕府は財政難に陥った。そこで江戸幕府は金銀改鋳を行ない貨幣量を増やし、貨幣を増やした分を自らの収入とした。こうして、江戸幕府は莫大な収入を得ることができたが、その反面、銀の含有量が80%であった慶長銀は、含有量が60%の元禄銀となった。これに味をしめた江戸幕府は財政難に陥るたびに、改鋳を行ったため、銀の保有量は宝永銀は50%、永宝銀は40%、三つ宝銀は32%、四つ宝銀は20%に減っていった。
金銀改鋳により市中に出回る通貨流通量は増加し経済は回復するかに見えたが江戸マネーは信頼を失い、江戸幕府は財政的に破綻、終焉を迎えた。
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江戸時代の貨幣の価値は、銀の保有量ではかることができる。
現在の円の価値は、日銀の資産内容ではかることができる。日銀券は日銀の資産見合いの振り出し小切手だからである。最近の日銀の資産の劣化には目を覆いたくなる。。。