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9月25日(ブルームバーグ):米最大の住宅抵当金融投資会社の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と同2位の米連邦住宅金融抵当金庫(フレディマック)の監督権が米財務省に移管された場合、両社が発行するエージェンシー債のスプレッド(米国債との利回り格差)はさらに縮小し、両社は資金調達をめぐり一段と有利になると一部投資家はみている。
ファニーメイの10年債のスプレッドは40ベーシスポイント(1ベーシスポイント=0.01%)。フレディマックの会計不祥事を受けて両社監督権の財務省移管の論議が米議会で活発化するなかで、7月時点から28ベーシスポイント縮小している。利回りは、最上級の格付けを持つ米ゼネラル・エレクトリック(GE)よりも39ベーシスポイント低い。
一部の投資家は、両社の監督権が財務省に移れば、政府系機関である両社がデフォルト(債務不履行)に陥った場合に政府が救済するとの認識を強めかねないと指摘する。現状でもすでに、両社の債務に政府保証があるとの誤った概念は「市場の規律の効果を弱める」(グリーンスパン米連邦準備制度理事会=FRB=議長)との批判がある。
ビアンコ・リサーチ(シカゴ)のジェームズ・A・ビアンコ社長は、財務省の提案は「今よりもさらに投資家を安心させ、ファニーメイやフレディマック債は米国債と同じだと思い込ませるだろう」と指摘した。
米下院金融委員会は25日、両社の監督をめぐり公聴会を開く。
ワシントン James Tyson 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita
Last Updated: September 25, 2003 01:10 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=aH7gSnpqkNA0&refer=top_kaigai