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(回答先: 「米財界、ウォン10%切上げを要求」 [朝鮮日報] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 9 月 24 日 18:37:52)
ウォン・ドルレートが1150ウォン台に急落し、34カ月ぶりの最安値となった。先週末、先進7カ国(G7)の財務長官らが、特に日本と中国を名指しで為替レートを操作しないようにと警告したのが、韓国にも影響したのだ。
23日には為替レートの下落に歯止めがかかるかに見えたが、一部では今年末の為替レートが1ドル=1100ウォンにまで落ち込むものと予想している。韓国経済を支えてきた輸出の土台が崩れかけているのだ。
韓国経済が不況の中でも今年上半期中に2.7%の成長を達成できたのは、ひとえに二桁の増加を続けてきた輸出のお陰だった。
企業の設備投資と個人消費が共に昨年の水準にとどまったか減ったのに対し、輸出だけは今年8月末まで昨年比16.3%増加するなど、韓国経済を支えてきた。
為替レートが下がると、韓国製品の輸出価格が上がり、その分競争力は落ちる。為替レートが1150ウォン以下に下がる場合、輸出企業の85%が利益をあげられないと、業界は見ている。為替レートが1100ウォン台に下がれば、輸出総額も5〜10%減少すると推定されている。
こうなれば、韓国経済の成長エンジンが完全に止まったも同然だ。政府が目標としている3%台の成長も不可能になってしまう。
為替レートの下落で輸出が減り、企業収益が悪化すれば、これはまた投資、消費、雇用の悪化を招く。ひいては来年にも景気回復が期待できなくなるだろう。
問題は為替レートの下落局面を避けるための妙策がないということだ。政府は今年に入って、為替レートの防衛のため6兆2000億ウォンを費やしたが、結局このような事態に至った。
さらに、「為替レートを操作する国」と目されたため、今後為替市場への介入自体が難しくなる可能性もある。
これからは韓国内部から成長エンジンを見出す以外に方法はない。これまで、政府に事あるたびに強調してきた通り、企業投資が蘇らない限り、われわれはこの沼から抜け出すことはできないだろう。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/09/23/20030923000079.html