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イラク人と米兵の間で頻発している奇病は、アメリカでは一切報道されないが、劣化ウラン
弾によるものだという疑いがあります。それに関して自分たちでしっかりした調査をして確実
な結論を出さないうちは、自衛隊員をそんなところに送れるはずがありません。しかし、劣化
ウラン弾と自衛隊派遣の話をリンクさせた発言をした政治家はいるのでしょうか。
>このU235を原子炉燃料とするには、含有率5%弱まで濃縮する必要があります、その「濃縮
>後に余ったものが劣化ウラン」です。
>U238もU235もα崩壊しますので、放射線を発生しますがその測定値は、私達が常に浴びてい
>る自然放射線の1/100程度のものです、現時点でU238に発癌性があると言い切ってしまうの
>は極めて乱暴と思います。
私の見た資料では、
天然ウランの組成 238U 99.274% 235U 0.720% 234U 0.0055%
劣化ウランの組成 238U 99.797% 235U 0.202% 234U 0.0008%
http://members.tripod.com/vzajic/1stchapter.html#Table
です。天然ウランの235U 0.720%が危険なら、劣化ウランの235U 0.202%も十分危険なので
はありませんか。劣化ウランを238Uと同一視するわけにはいかないでしょう。
それに、上の資料では238Uのアルファ放射能は天然ウランのアルファ放射能の半分以上はあ
るのであって、天然ウランが危険なら238Uも危険です。問題になっている劣化ウランについて
言えば、アルファ放射能は238Uよりも強く放射能全体では天然ウランにさほど劣りません。
U238の放射線は「自然放射線の1/100程度」とおっしゃりますが、それはどういう意味なの
でしょうか。その表現では、U238やら劣化ウランがあるところはなぜか放射線が弱くなって自
然状態のところより放射線量が1/100になるように聞こえてしまいます。実際には天然ウラン
が危険なら劣化ウランも危険なのです。吸引したウランは長期間肺にとどまると聞いたことが
あります。
「劣化ウラン弾の危険性は未知数だが怪しいので、くれぐれもそれを使用した戦場ではそれ
なりの用意をして気をつけるように」と専門科学者や研究機関が言っているのだから、「劣化
ウラン弾は安全」などという結論がでているはずはありません。また、アメリカ当局が「安全
」と発表しても信じるわけにはいかないことは歴史が証明しています。日本独自でじっくり調
べないうちは自衛隊派遣などできません。
『 劣化ウランの影響について最も詳しいアメリカの人物はたぶん、アメリカ軍劣化ウラン計
画の前責任者だったダウグ・ロックであろう。彼は約100人の兵隊からなる調査チームを卒い
て、湾岸戦争の際劣化ウラン弾に被弾したイラクの戦車とアメリカ軍の車両を調査しきれいに
片付けた。
その仕事はぞっとするようなものだった。劣化ウランの爆発で兵隊の死体があまりにもひど
く焼け焦げていたため、チームはそれらを「ぱりぱり人間」と呼んだ。この調査チームのメン
バーは残余劣化ウランの危険性について知らされていなかったので、彼ら自身深刻な被曝を受
けた。ほとんどがその後の何年かのうちに深刻な病気に掛かり、ロックによれば「あまりにも
多くが」死んだと言う。しかし彼は、劣化ウランとの直接的関連性を示すことが困難なためは
っきりした数を言うことを避けた。
物理学の博士号を持ち、最近までジャクソンビル州立大学教授だったロックは、「自身のか
らだが許容基準を5000倍超える放射能を受けている」と語り、南イラクの住民と彼の仲間たち
の間に起きている健康障害を劣化ウランによる「直接の影響」とした。 』
アメリカのスパイ新聞社である「読売新聞」や対米従属ポチの巣窟「産経新聞」なみになら
ないことも大切です。
●朝日新聞「劣化ウラン弾危険,米国防総省傘下研究所,動物実験などで確認(2003/7/12)
劣化ウラン弾が生体へ悪影響を及ぼす恐れがあることを,米国国防総省傘下の研究機関が動
物実験などで確かめていたことが分かった。米シンクタンク核政策研究所(NPRI)が研究論文や
議会報告書を調査しした。同省は劣化ウラン弾と兵士の健康状態の関連を否定,米軍はイラク
戦争でも使ったばかりだ。
劣化ウラン弾は天然ウランから濃縮ウランを作る過程で出る。鉛の1.7倍の密度があり,こ
れで作った砲弾は通常弾より貫通力がある。ただ,弱いながらも放射線を出し,重金属として
の毒性もある。
同省の予算を受けた民間研究機関は00年,劣化ウラン片を埋め込むとネズミの発がん率が上
がることを確かめた。別のチームは,人間の細胞ががん化する危険性を試験管の実験で確かめ
た。
NPRIは,米軍兵士やイラク市民の尿検査,汚染された戦車などへの接触防止対策,環境中の
残留量の長期的な監視,などを米政府に求めている。
『・・・しかし、劣化ウラン問題に関するしっかりした科学的研究はきわめて少ない。ボス
トン大学公共医学科の感染病理学者で数少ない劣化ウラン/ガン関連性研究者の1人であるリ
チャード・クラップは、マサチューセッツの復員兵の湾岸戦争症候群を研究している。彼の当
初の調査研究では、劣化ウランに被曝した湾岸戦争復員兵にホジキンズ病の増加が見られるが
、他のタイプのガンの増加はない。しかしクラップはより総合的な研究がさらに必要だとして
いる。彼は、「劣化ウランとガンの関連(特に、ほこりや煙の粒子で劣化ウランを吸い込んだ
人たちの肺ガン)の可能性についてはまだわかっていません。私は、生物学的な見地からの可
能性を否定することは確かにありません、よく言うように、危険性の証拠がないことは安全だ
という証拠にはなりません」と語った。」
『米軍が再び戦争で使用する劣化ウラン兵器の人体被曝』
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/du_weapons.html