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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030927k0000e030034001c.html
7世紀までさかのぼり、140アールとベトナムで過去最大の王城遺跡が27日までに、ハノイの国会議事堂建設現場で出土した。
遣唐使として中国に渡って文官となり、ベトナム地域を支配するため唐が置いた官庁の長「安南都護」に任命された阿倍仲麻呂(698―770年)が派遣された王城の可能性がある。
発掘は、仲麻呂が訪れた場所を特定する手掛かりとなることが期待されるほか、ハノイの起源とベトナム王朝史、日本との交流史の研究などにも役立ちそうだ。
遺跡は、7世紀の中国の隋、唐王朝支配時代から10世紀のベトナムの自立を経て、李、陳、黎、今世紀まで存続した阮(グエン)の各王朝に及ぶレンガ建造物など、各時代の遺構群が重層を成している。レンガからは「大越国」などと書かれた漢字が判読できた。
発掘された遺物は400万点で、竜や鳳凰(ほうおう)の彫刻、銅銭、宝石、大砲など多種多様。1680年製の肥前陶器も含まれている。
発掘を受け、20人の考古学者、歴史学者たちが国会議事堂の建設中止を公開要求したため、建設の在り方をめぐり国会内でも討議を継続する。(ハノイ共同)
[毎日新聞9月27日] ( 2003-09-27-11:36 )