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山口組系暴力団五菱会のヤミ金組織のトップ、「ヤミ金の帝王」こと梶山進が八月十一日に逮捕されたが、これでヤミ金が壊滅すると思ったら大間違い。梶山のバックの五菱会は、もとは稲川会系の陣内組。トップは高木康男。こいつらは稲川会から山口組に杯替えして、山口組の傘下に入った新参者。何の実績もないので、序列はずっと下だったが、ヤミ金で荒稼ぎした金を山口組五代目・渡辺芳則組長および直参の組長に上納、外様の、抗争の実績もないのに、なんと五代目の直参に取り立てられた。
「五菱会」の「五」は「五代目」から、「菱」は山口組の代紋の「菱(ひし)」からとられている。つまり、五代目はそれだけ元・陣内組を優遇したわけである。これは異例中の異例のこと。そのために、高木と梶山が、上納した金の総額は1000億円を超えるといわれている。すべて庶民を泣かせて搾り取った生き血である。
ここまでは一部の報道や、事情通なら誰でもしっていること。実際は、もっと裏がある。山口組といっても一枚岩ではないし、すべてが武闘派なのではない。山口組の中で圧倒的な勢力をもつのは、渡辺組長を輩出した山健組。ここが実は、同じ山口組の身内なのに、五菱会を「食っている」のだ。
五菱会系のヤミ金グループはピラミッド組織になっていて、全店舗は1000店以上といわれているが、このうち200〜300店舗を統括する大幹部が、上納がきついので、去年、五菱会を離脱した。当然、五菱会はこの幹部を殺しにいく。そこへ新たなケツもちとして現れたのが、山健組。五代目直系の山健組が出てきたら、五菱会も引かざるをえない。何のことはない、稲川会から鞍替えしてきて、せっせと貢いで、直参に取り立てられた、高木らは、結局、食い物にされているのである。
山口組なんていう連中の正体は、こんなもの。外道もいいとこ。表沙汰にはなっていないが、個別の案件で逮捕された店長クラスの人間が、取り調べで絞られてこの組織内部の情報を喋ってしまった場合、保釈や執行猶予でシャバに出てきたときには、みんな殺されている。準構成員程度のチンピラの命など、虫けらと変わらないのだ。警察は、こうした内部粛清の実態をまったく把握していないし、立件もしていない。
五菱会はつぶされるだろうが、ヤミ金組織は、山健組の庇護のもと、温存されている。実際、都内の新宿、渋谷、池袋などのヤミ金業者の大半は、山健組の傘下に入っている。警察は、本気になってヤミ金を取り締まるつもりなら、山口組の本丸ともいうべき、山健組をつぶさなければ話にならない。今のままではトカゲの尻尾切りに終わるだけである。