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「撤退まで米兵攻撃」イラク・イスラム解放軍幹部と会見 (朝日新聞/9月5日)
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イラクで米軍への攻撃や国連現地本部などを狙った爆弾テロが続く中、「イラク・イスラム解放軍」を名乗る武装イスラム組織の幹部(38)がバグダッド市内で朝日新聞記者と会見した。米軍の占領に対する聖戦(ジハード)を目的にイスラム組織が集まって結成し、ロケット砲などで米兵への攻撃を続けており、5月以降の米兵へのゲリラ攻撃の多くを実行したと主張。一方で、国連現地本部の爆破テロへの関与は否定した。
イラクでは8月以降、国連現地本部や聖地ナジャフのモスクで要人を狙い多数の犠牲者を出す爆弾テロが深刻化。爆弾テロには、国際テロ組織アルカイダや旧フセイン政権残党の関与が疑われているが、実態は不明なままだ。一方で、衰えを見せない米軍への攻撃の実行者として、地元のイスラム武装組織の存在が判明した。
匿名を条件に話した幹部によると、「イラク・イスラム解放軍」はスンニ派とシーア派の計4組織が、5月に「イスラムの地への侵略者に対する聖戦」を実施する目的だけのために結成した。人数などの規模には触れず、「米軍が撤退すれば解散する」という。
幹部は91年に、フセイン大統領の民兵組織「サダム殉教者軍団」に加わったが、94年に離脱。その後、アラブ戦士としてアフガニスタンやチェチェンを転戦し、4月半ばに「米軍と戦うために」帰国したという。
イラクでは、5月1日の戦闘終結宣言後、攻撃による米兵の死者は、ロイター通信によると67人を数えた。ほとんどが、ロケット砲や手投げ弾などを使う奇襲攻撃だが、幹部によると、奇襲攻撃は10人以下の少人数で実行され、「米軍を攻撃すれば、連絡を受けた米軍武装ヘリが7分で現場に到着する。その前に逃げる必要がある」と説明した。
また、バグダッド西方のファルージャ、ラマディで集中する米軍への攻撃を「9割が私たちの組織による」と話した。
国連現地本部への爆破テロについて「我々ではない」とし、「誤った攻撃だ。イスラムでは外国使節は攻撃しない。我々は米兵だけを狙っている」と語った。 (09/06 06:01)