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サウジアラビアの新たな対米政策か??
【モスクワ=石川陽平】サウジアラビアとロシアは四日、アブドラ・サウジ皇太子の訪ロを総括する共同声明を発表し、石油市場の安定に向け協調して政策を進める必要があると表明した。具体的には世界一位、二位の石油生産国のサウジとロシアが、価格形成で協力する意思を確認した。
病床にあるファハド国王に代わって政治の実権を握るアブドラ皇太子は二日から、サウジ首脳として初めてロシアを訪問した。共同声明では石油政策について、受け入れ可能な価格帯を維持することで双方が合意。「エネルギー輸入国の需要を満たす」と安定供給にも言及した。
石油輸出国機構(OPEC)の盟主サウジと急速に石油生産量を増やしている非OPECのロシアは国際市場での影響力をめぐり対立する立場にあった。