現在地 HOME > 掲示板 > 戦争38 > 931.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: アメリカの没落 (その三) 関 廣野 投稿者 TORA 日時 2003 年 9 月 04 日 10:41:26)
TORAさんの言っているアメリカの見解に大方賛成で、勉強になるところも多々ありましたが、アメリカがイラクを攻撃した理由に石油目的はない、という点が少し疑問に思います。なぜなら、アメリカはいま世界一の経済大国という地位から転落しようとしており、そのためアメリカの政治家が石油は宝だと言ったように容易に金脈となりうる中東の天然資源をのどから手が出るほどほしがっているからだと思うからです。TORAさんの言うように今やアメリカの製造業は凋落しており米経済を牽引してきた自動車業の米ビッグスリーも日本のトヨタやホンダに喰われている始末。ITなどのハイテク産業も韓国のサムスンなどの外国の産業に押されている。また難攻不落とされたマイクロソフトの壁も無償ソフトのリナックスに脅かされている。加えてアメリカの石油などの天然資源も底をつくようになってきており、今アメリカでは特に天然ガスの供給が問題となっている。その結果双子の赤字になり今や皆さんご存知のように米は世界一の債務国となっている。こんな状況にあるのに、多くのマスコミが没落しているアメリカを唯一の超大国として扱っていることに私も違和感を感じます。中東には石油だけでなく天然ガスも多く眠っているとのこと。しかし、元々親米派であったフセインは石油などの天然資源や軍需利権をフランスなどの諸外国と結んでいた。そこで米は大量破壊兵器の所持を口実にイラクを攻撃し、また占領統治をすることで利権を牛耳るだけでなく、中東にアメリカ文化を植え付けアメリカ商品のマーケットにしようと考えているのではないでしょうか。戦争の理由には当然軍需産業による利益やエンロンの疑惑隠しや次選挙目的、ネオコンなどの思想といった様々な理由があると思います。問題はこのアメリカに付き従っている小泉内閣。米の戦争を支持し、さらにイラクに自衛隊を派兵するとなると今後没落していく米と運命ともにしていくことになってしまう。これに対し民主党の菅直人は政権を取れば派兵を取りやめると言及。ここは利権のしがらみが少ない民主党に11月にあるとされる総選挙で投票して政権を交代させることが、現実的で実効性の高い問題対処方法だと思う。当然民主党が政権をとっても問題はあるだろうが少なくとも没落していく米追従の自民党よりましであると私は思う。それにしても、稀代の詐欺師小泉が支持率が高いのは不思議でならない。