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9/3各紙一斉ニュアンス違う米の苦しい時の国連頼みイラク占領誤魔化し策の報道
さあ、これから、どうなるか、じっくり検分!
http://www.asahi.com/international/update/0903/005.html
米、イラクへの多国籍部隊参加拡大狙い、決議案を提出へ
米政府は2日、国連の承認を受けた形でイラクに多国籍部隊の展開を目指す、新たな国連安全保障理事会決議案を近く提出する方針を固めた。米主要メディアが報じた。米兵に対するゲリラ攻撃やバグダッドの国連本部爆破事件などテロ攻撃が激化、国連要員の引き揚げなどで国連の活動も制約される事態になったことを受け、イラクの安全保障を強化し、米英主導の占領下での派兵に慎重な国々の参加を求めるのが目的。ブッシュ大統領が同日、内容を承認する署名を済ませたという。
米ABCによると、新決議案は、安保理決議の下に多国籍部隊を展開するとしているものの、現在の英米主体の「有志連合」軍と同様、米軍が指揮権限を維持する内容になっている。
イラクへの派兵については、パキスタン、インド、トルコ、ロシアなどが、派兵を求める明確な国連決議の採択が必要と主張してきた。
米政府は数日中にも新決議案の草案を各国に配布したうえで、こうした国々の派兵を可能にするために必要な文言などをめぐって安保理各国と水面下の調整を進める方針だ。ただ、イラク情勢が極めて不安定化するなか、日本の自衛隊を含めて現地への派遣に対する慎重論も高まっており、新決議の採択が各国部隊の増派にどこまで結びつくかは不透明だ。
また米英の暫定占領当局(CPA)が握る占領行政のうち、民生分野の復興などを含む経済、政治的な権限の一部を国連側に渡すことも含まれているとしている。
イラク占領下での軍事活動については先週、アーミテージ国務副長官が、米軍の司令官が指揮を執ることを条件に、国連主導の多国籍部隊の展開を認める考えを示唆。米国務省は、パウエル国務長官とアナン国連事務総長の間で、「一つのアイデア」として協議していることを認めていた。 (09/03 12:28)
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030903k0000e030036000c.html
イラク治安維持:国連傘下の多国籍軍協議で合意 米大統領
【ワシントン中島哲夫】ブッシュ米大統領とパウエル国務長官は2日、米軍主導のイラク治安維持体制に国連の役割を導入し、より多くの諸国の支援派兵を得るための国連決議採択に向けた協議を安保理で開始することで合意した。米英の主要メディアが米政府高官の証言を引用して伝えた。しかし米国は、仮に国連傘下の多国籍軍という形式になっても全軍の指揮権を掌握する意向とみられ、常任理事国のうちフランスやロシアが米国の方針変更を無条件で歓迎するかどうかは不透明だ。
AP通信によると、ブッシュ大統領とパウエル長官は2日午後の協議で、新たな安保理決議を得るために動くことで合意。その目的は国連の「お墨付き」がなければ派兵しにくいとして協力を渋っている諸国を引き入れるためで、パウエル長官らは数日中に英国やイラク戦争に反対した仏露とも協議を始めるという。
一方、ロイター通信は、ブッシュ大統領がパウエル長官に安保理での折衝開始を「命じた」と報道。米国が目指す決議は、アナン国連事務総長が推薦する単一の司令官が多国籍軍を率いるという形式を支持するとの内容だと伝えた。
アーミテージ米国務副長官は先週のインタビューで、新決議を求める構想に関連して「米国人が国連軍司令官となる」という趣旨の発言をし、AP通信が証言を引用した当局者は、作戦を国連指揮下で行うつもりはないと述べている。形式的には国連の枠組みの中での多国籍軍となっても、実際には米軍がその中心を占め、米軍司令官が多国籍軍の総司令官を兼ねることを想定している模様だ。
米国はイラク占領統治に他国が口出しすることを嫌い、国連が主要な役割を担うべきだとするフランスやロシアの主張を事実上拒否、米英軍をできるだけ多数の諸国の軍が支援するという形で十分だという姿勢を維持してきた。しかし、イラクの治安悪化が予想を超える状況となったうえ、米国が派兵を強く要請したインドなど軍事面での有力国が「国連のお墨付き」を要求。政策変更を余儀なくされた形だが、実質的な「国連主導」には応じないと見られる。
[毎日新聞9月3日] ( 2003-09-03-11:39 )
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030903it05.htm
イラク統治で多国籍軍、米が国連新決議めざす
【ワシントン=永田和男】ブッシュ米大統領は2日、パウエル国務長官と会談し、イラクの戦後統治に関する国連安全保障理事会の新決議採択を目指して交渉を始めるよう指示した。
米主要メディアが伝えた。国連決議に基づく多国籍軍の派遣を容認する内容になる見通し。国連現地本部の爆破テロや米兵への相次ぐ襲撃など、悪化する一途のイラクの治安を改善するには、米英軍主導の現体制では不十分と、ブッシュ政権が判断したものと言える。
ロイター通信によると、米政府筋は「パウエル国務長官は安保理で、イラク問題に対処するため国際社会の最大限の貢献を引き出す(決議案の)文言について検討に入る」と述べ、新決議の交渉が始まることを明らかにした。政府筋は、近く安保理に提示される新決議案が政治、経済、軍事、治安などイラク統治に関する広範な内容を網羅するものであると指摘。治安については、先にアナン国連事務総長が提唱した「統一指揮系統の下での多国籍軍」の設置を盛り込んだものであると明らかにした。
米国は、新決議を採択する場合でも米軍を国連の指揮下に置くことには慎重で、アーミテージ国務副長官は先月、「国連指揮下の多国籍部隊を設置し、司令官は米国人が務める」との折衷案の検討を表明している。こうした米国の方針に、フランスやロシア、アラブ諸国が納得するかどうかは不透明で、指揮権の問題が新決議案の焦点となりそうだ。
イラクでは、ブッシュ大統領の戦闘終結宣言から4か月を経た今も14万人の米軍が駐留。2日までに148もの米兵が死亡している。特に先月19日の国連現地本部爆破テロ後は、米英主導の色彩を薄め、各国の参加を得やすくする国連新決議を求める声が内外で高まっている。
アナン事務総長も国連本部テロ後、新決議に基づく多国籍軍が国連要員の保護に当たる体制の確立こそが、今後のイラク統治と復興には欠かせないとの認識を示していた。
(2003/9/3/14:03 読売新聞
http://www.sankei.co.jp/news/030903/0903kok040.htm
米、国連主導の多国籍軍派遣を容認
ブッシュ米大統領は2日、パウエル国務長官に対し、イラクへの国連主導の多国籍軍派遣を容認するための新たな国連安全保障理事会決議案の取りまとめに向け、安保理各国と交渉に入るよう指示した。米国務省高官が明らかにした。
イラク戦争を主導した米国はこれまで、国連の役割拡大を拒否してきたが、イラク復興や治安回復の行き詰まりから政策転換を迫られた。ブッシュ政権のイラク政策に反発するフランスへの説得などが焦点となりそうだが、米軍の指揮権やイラク統治権限をどの程度、国連に移すのかをめぐり、交渉は難航が予想される。
国務省高官によると、ブッシュ大統領は同日、国連主導の多国籍軍派遣を実現させるため、米国人が司令官に就くことを条件に、国連の権限拡大を容認することを決めた。同高官は「(多国籍軍を国連の統率下に置くこと以外の)さまざまな問題についても各国と協議する」と語り、米国主導でイラク統治に当たる連合軍暫定当局(CPA)の権限を国連に移す問題が浮上しそうだ。
米政府は安保理各国に新決議案の草案を近く提示する予定。
ブッシュ大統領は23日に予定される国連総会での演説と前後し、ロシアのプーチン大統領と会談するほか、フランスのシラク大統領との会談も検討している。ブッシュ大統領は一連の会談で対イラク政策への協力を求める考えだ。
イラク駐留米兵の犠牲者が後を絶たず、バグダッドの国連事務所やイラク中部のイスラム教シーア派聖地ナジャフで爆弾テロが相次いで発生した事態を受け、ブッシュ政権は政策を転換したとみられる。(共同)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030903AT2M0301103092003.html
米、イラク統治で国連主導を容認
【ワシントン=森安健】ブッシュ米大統領は2日、パウエル国務長官に対し、イラク統治での国連の権限拡大を容認する方針を伝えた。国連主導の多国籍軍を構成する新たな国連決議の採択を目指す意志を固め、安保理の常任理事国と調整を進めるよう指示した。一方、米CNNテレビはブッシュ政権が米議会に対し最大で600億ドル(約7兆円)に上るイラク統治の追加予算を打診したと報じた。
米国は早ければ3日にも安保理各国に決議の原案を示し、理解を求める。政権内では国連の役割拡大が不可欠とみるパウエル長官らと、国連の統治能力に疑問を抱く国防総省の間に開きがあり、直近まで調整が難航していた。国連司令官を米国人にすることなどを条件とし、実質的に米軍の指揮権を残すことを条件に国連の役割拡大で合意したもようだ。
AP通信は「完全な国連主導となることはない」との政府高官の発言を伝えた。国連のアナン事務総長はイラクに展開する多国籍軍を一つの指揮下におくことを提案していた。 (13:20)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20030903/fls_____detail__017.shtml
国連主導の多国籍軍容認
米、近く安保理決議案の草案提示
【ワシントン2日共同】米政府高官は2日、ブッシュ米大統領が、米国人が司令官に就くことを条件に、イラクへの国連主導の多国籍軍派遣を容認する決定を下したと明らかにした。
イラク戦争を主導した米国は、イラクの復興や治安回復の行き詰まりから政策転換し、国連の権限拡大を受け入れることになるが、ブッシュ政権のイラク政策に反発するフランスに対する説得などが焦点となりそうだ。
米政府は多国籍軍を国連の統率下に置くための国連安全保障理事会決議案の草案を近く安保理各国に提示する予定。
アーミテージ国務副長官は8月26日のインタビューで、米政府高官として初めて国連主導による多国籍軍を受け入れの可能性に言及していた。
ブッシュ大統領は2日、パウエル国務長官とイラク問題などについて協議した。