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http://www.worldtimes.co.jp/w/africa/news/030901-070045.html
和平調印後も不穏
【ロンドン31日時事】リベリアの政府軍と反政府勢力が和平協定に調印して一日で二週間。十四年間続いた内戦に終止符が打たれると期待が強まったのもつかの間、早くも地方都市で衝突が起きるなど、不穏な状況が続いている。
首都モンロビアからの報道によると、同市の北東百五十キロにある要衝グバーンガ付近では、政府軍と反政府勢力、リベリア和解民主連合(LURD)が二十四日から断続的に衝突している。
別の反政府勢力リベリア民主運動(MODEL)は最近、同国北東部のニンバ地方にある町を焼き打ちし、住民数百人を虐殺、一万人以上が逃げ場を探して他の都市へ避難したと報じられた。
また、モンロビアを含む一部都市では略奪やレイプが依然横行しているもようだ。
現在、平和維持部隊としてリベリアに駐留している西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)のナイジェリア軍は約千五百人。近くマリ軍二百五十人が増強される見通しだが、全土の治安を安定させるには程遠い。
国連の平和維持部隊は十月一日までにECOWAS軍から任務を引き継ぐ予定。リベリア担当のクライン国連事務総長特別代表は二十八日、治安の悪化を食い止めるためには、一万五千人の要員が必要との見解を示している。