現在地 HOME > 掲示板 > 戦争38 > 865.html ★阿修羅♪ |
|
シーア派指導者ハキーム師の葬列、10万人以上が参列
イスラム教シーア派の聖地ナジャフで29日に起きた爆弾テロで死去した同派の有力指導者ムハンマド・バーキル・ハキーム師を弔う葬列が31日、首都バグダッドを出発した。同師が率いたイスラム革命最高評議会(SCIRI)関係者によると、10万人以上が参列。復讐(ふくしゅう)や聖戦を叫ぶ支持者もいたが、米軍の介入を招くような混乱は生じていない。葬列は1日に中部のカルバラを経て、2日にナジャフに到着する。
ハキーム師の支持者は早朝から、シーア派の聖廟(せいびょう)であるバグダッド北部のブラト・モスクに詰めかけた。トラックの荷台でマイクを握る指導者の呼びかけに応え、「バース党に死を」などと声を合わせた。
演説する者はこぞって、「一連のテロは共和国防衛隊やサダム殉教者軍団の犯行だ」と旧フセイン政権を非難した。ライバル関係にあるシーア派強硬派グループの事件への関与を疑う見方もあるものの、同じシーア派内で対立が深まる事態を避けたいようだ。
ハキーム師の遺体は回収されていないが、黒いひつぎを乗せたトラックがモスク前に差し掛かると、群衆がいっせいに駆け寄った。参列者の大半は男性だが、黒いベールに身を包み、涙を流す女性たちの姿もあった。イラク国民会議(INC)のチャラビ代表ら、政党指導者も弔問に訪れた。
セッタール・アルイトゥビ氏(33)は前夜、SCIRI支持者の多い東部の町クートからバグダッドへ出て来た。「ハキーム師は国民のシンボルになった。師のために命をささげる覚悟だが、行進は穏健にやる」と話した。アルイトゥビ氏と仲間は、ナジャフ入りまで葬列に従うという。
ブラト・モスク前では、イラクの警察官とSCIRI傘下の武装組織メンバーが警備や交通整理にあたった。米軍は葬列に近づかず、遠方の上空でヘリコプターを旋回させた。
支持者の多くが「米軍がテロを防げないから、ハキーム師は犠牲になった」と怒りを口にする。「全員が武器を取れ。米国が反対しようが、構わない」という声もあがった。 (08/31 22:26)
http://www.asahi.com/international/update/0831/006.html
-------------------------------------------------------------------------------
「米軍の介入を招くような混乱は生じていない」.この表現では,これまでのアメリカがイラク人を撃ち殺す事件が起こったデモでは,混乱が生じていたかの印象を与える.混乱が生じて米軍がイラク人を撃ち殺したのではない.米軍の発砲が混乱を生じさせてきたのである.
なお,http://www.islam-online.net/English/News/2003-08/31/article03.shtml
と比較すればわかる通り,参加者が叫んでいた「アメリカに死を」,「アメリカ,サダム,すべての犯罪者に言いたい.われわれは殉教者の道を歩み続けるだろう」等の発言は朝日では見ることができない.