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マスコミに葬られた海難事故 韓国コンテナ船が日本漁船に2度衝突
(抜粋)
この件に限らず、似たようなマスコミの報道は多数あり
ます。
・ルーシー・ ブラックマンさん殺害事件。途中から日本
では報道が少なくなりましたが、海外では容疑者は朝鮮
系日本人であると報道されています。
・ニュージーランドの無認可日本人学習施設で邦人が集団
暴行を受け死亡した事件。途中から日本では報道がなく
なりましたが、当地ではこの施設の運営者は在日朝鮮人
であると報道されています。
・早稲田大学生らによる美人局事件。犯人グループに朝鮮
名が数人いるが、日本名の容疑者のみ報道の報道機関多
数。(以下略)
ワールド・カップでの異常な「韓国応援報道」もこの一連と
考えるべきだろう[a]。なぜ韓国関係に限って、このような偏
(/抜粋)
■■ Japan On the Globe(308)■ 国際派日本人養成講座 ■■■■
Media Watch: マスコミに葬られた海難事故
韓国船が起こした死亡1名、行方不明6名という日本
漁船沈没事故をなぜか隠し続る日本のマスコミ。
■■■■■ H15.08.31 ■■ 38,166 Copies ■■ 916,444 Views■
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■1.「光洋丸」の事故を知っていますか?■
韓国コンテナ船が違法な航行をして日本漁船に衝突、漁船は
一瞬で沈没し、死亡1名、行方不明6名という惨事が起こった。
しかしテレビや新聞がごく限られた報道しかしないので、ほと
んどの人が知らずにいる、という事件が起きている。
韓国コンテナ船は海に投げ出された乗組員の救助活動もせず、
船主は謝罪もしていない。さらにその4日後、行方不明者を捜
索中の水産庁の取締船が、またも違法な航行をした別の韓国貨
物船にぶつけられ大破、沈没するという事故が起きた。
あの「えひめ丸」の事故と比べてみよう。平成13年2月9
日(現地時間)、ハワイ沖で愛媛県宇和島水産高校の実習船えひ
め丸が、海中から急浮上してきた米海軍原潜グリーンビルに激
突され、数分で沈没。原潜は26人を救出したが、学生を含む
9人が行方不明となった。米側はすべての責任を認め、ブッシ
ュ大統領より森総理(当時)に謝罪の電話があった。
被害規模から言えば同程度であり、加害者側の悪質さ、同様
の事故が続いた点では、今回の方がはるかに問題は大きい。そ
れなのにマスコミはなぜかこの事件を「えひめ丸」ほどに報道
していない。事件後、約2ヶ月間に報道された記事の件数が如
実にその差を物語っている。[1]
えひめ丸 光洋丸 比率(光洋/えひめ)
朝日新聞 608件 19件 1/32
毎日新聞 644件 27件 1/25
読売新聞 629件 25件 1/25
■2.事件の新聞報道■
まず事件の詳細を新聞報道から見てみよう。以下は7月2日
付けの朝日新聞の第一報である。[2]
2日午前2時25分ごろ、福岡県大島村・沖ノ島の北東
約25キロの玄界灘で、鳥取県境港市の共和水産所有の巻
き網漁船第18光洋丸(135トン、櫨山(はぜやま)良
一船長ら21人乗り組み)に、パナマ船籍のコンテナ船フ
ンア・ジュピター(3372トン、ジョン・ナ・ギュン船
長)が衝突し、光洋丸が沈没した。漁船の17人のうち
11人は僚船に救助されたが、網長の山下一弘さん(4
3)=鳥取県境港市=は病院で死亡した。残る6人は行方
不明。
巡視船や航空機などが捜索中だ。門司海上保安部は、コ
ンテナ船の乗組員を業務上過失往来危険や業務上過失致死
傷の疑いで逮捕する方針。
調べによると、光洋丸は小型作業船を含む6隻でアジ漁
をしており、当時は網を広げていたため、移動できなかっ
た。
近づくコンテナ船に気づき、衝突の数分前から6隻で汽
笛を鳴らしてライトを点滅させ、コンテナ船の船橋を照ら
して合図を送った。だが、コンテナ船は針路や速度を変え
ず、船首がほぼ直角に光洋丸の左舷中央にぶつかった。光
洋丸は1分もせぬうちに沈んだという。
コンテナ船は24時間、見張り役の2人を立てることが
義務付けられており、居眠りなどの疑いも出ている。
光洋丸は6月28日に下関市の漁港を出航、2日午前2
時ごろから僚船とともに漁をしていた。乗組員21人のう
ち4人は小型作業船に乗り移っており、衝突時は17人が
乗船していた。
コンテナ船は韓国人や中国人の16人乗り組み。韓国・
釜山港から広島港に向かっていたという。
福岡管区気象台によると、当時は海上濃霧警報が出てい
たが、現場海域の視界は比較的よかったのではないかとい
う。
■3.「韓国船」ではなく「パナマ船籍」■
この報道には、いくつか隠されている事実がある。まず「パ
ナマ船籍のコンテナ船」とあるが、税制上有利なため、形式的
に船籍をパナマに置いているだけの事で、船の持ち主は韓国の
「興亜海運社」、「ジョン・ナ・ギュン船長」とは「鄭楽允」
という韓国人、逮捕された「コンテナ船の乗組員」とは韓国人
航海士・尹国大(ユン・グックテ)である。これを「韓国船」
と書かずに「パナマ船籍」と書くのは、あきらかな事実隠蔽で
ある。
さらに「コンテナ船は韓国人や中国人の16人乗り組み」と
さもパナマ船に韓国人や中国人の雇われ船員がいたように読ま
せるるが、実態は韓国船に中国人船員が働いていたという事で
ある。読者の誤解を誘う実に高級なテクニックだ。
■4.「なぜ韓国にこだわるんですか?」■
「パナマ船籍」と報道したのは、朝日新聞だけではない。7月
2日TBS・筑紫哲也のNews23も同様の報道を行ってお
り、電話で抗議した視聴者が次のように報告している。[3]
TBSのニュース23に電話してみた。(中略)
パナマ船籍の貨物船が日本の漁船に衝突し、漁船が転覆
した。パナマ船の航海士が逮捕された、というニュースを
見て、パナマ人が加害者だと思っていたら、ほかのニュー
ス番組で韓国人が乗組員だと知った。どうして、この番組
では韓国人が加害者だと報道しなかったのか、と聞いてみ
た。
すると、相手の女は、開口一番「加害者が韓国人だから
って、いちいち出さなきゃいけないんですか? なぜ韓国
にこだわるんですか?」ときた。
この時点でかなり呆れた。ニュース23を見る限り、パ
ナマ人の航海士が加害者で逮捕されたと思ってしまったと
言ったら、「それはそちらがそう思うだけでこちらの報道
内容は間違えてはいない」ときた。
その後、25分間にわたって、冷静に話したが、かなり
イカれてる連中が作ってる番組だと悟った。最後にスポン
サー名を教えてくれと言ったら、広報に聞いてくれと。。。
弊誌には「韓国にこだわっている」のは、無理に隠そうとし
ているマスコミ側ではないか、と思えるのだが、どうだろうか。
■5.「船の往来頻繁、注意必要海域」?■
航海士・尹国大が逮捕された事を伝えた朝日新聞の記事では、
尹容疑者は「衝突の30分ほど前から肉眼とレーダーで
確認したが、イカ釣り船や底引き網漁船だと思った。漁船
側が衝突を回避できると思った」などと供述。操業中に急
な方向転換や移動がしにくい巻き網船団だとは思わなかっ
た、との認識を示しているという。[4]
とし、さらに「船の往来頻繁、注意必要海域」と小見出しをつ
けて、
事故現場周辺は船の行き来が多い海域として知られる。
日本海から対馬海峡を通って東南アジア方面へ向かう船、
中国や韓国などから日本に入る船が航行する。6月中旬に
も外国籍の貨物船同士が衝突、1隻が沈没する事故が起き
たばかり。
さも混雑した海域なので航海士のちょっとした判断ミスから
事故が起こった、というように記述されているが、これはこの
「事件」の悪質さを隠蔽している。
■6.「冷静な」報道姿勢■
まず巻き網船団だろうが、イカ釣り船や底引き網漁船だろう
が、航行中の船は漁労に従事している船舶の進路を避ける義務
がある。尹容疑者は自身の証言では「30分ほど前から肉眼と
レーダーで確認」し、また漁船側が「6隻で汽笛を鳴らしてラ
イトを点滅させ」て合図を送ったにもかかわらず、「針路や速
度を変えず」直角に光洋丸に突っ込んだのである。
これは横断歩道を渡っている歩行者の一団に、トラックが赤
信号にもかかわらず突っ込み、なおかつ「歩行者側が避けてく
れると思った」と供述するのと同じである。そんな異常な運転
も「往来頻繁、注意必要海域」なら仕方ない、とでも言うのだ
ろうか。真の原因追求を惑わすだけの言い草ではないか。
光洋丸の船主・共和水産の江尻敏美・海務部長は「どんな小
さな船でも目視とレーダーで発見できる。そんな基礎的なこと
さえ怠っていたのか」と声を荒らげ、また佐々木常務は「広大
な海で真っすぐ突っ込んでくるなんて……。見張りをしていれ
ば起こり得ない事故。これは殺人だ」と語気を強め、「(行方
不明の6人に)万が一のことがあれば黙っていない」と憤った、
というのも当然である[5]。そういう被害者側の怒りを朝日の
記事は伝えていない。
さらに悪質なのは、当時現場にいた人の証言では、事故の後
もフンア・ジュピター号は停船こそしたものの、照明もつけず、
救助にも乗り出さなかった[6]。そして共和水産によると、貨
物船のオーナーである韓国企業・興亜海運社は、東京都内の代
理店を通じ「逃げも隠れもしない。落ち着いてから話し合お
う」と伝えてきただけで謝罪の言葉もないという。[7]
「えひめ丸」の事故では、朝日は「信じられない事故だ 実習
船沈没」と題した社説で「あまりにも初歩的な誤りに驚く」
「今回の事故は、冷戦が終わったいまも、原潜がはいかいする
海の危険性が去ってはいないことを改めて教えている」などと
悲憤慷慨したが[8]、今回のもっと悪質な「事件」に対しての
あまりにも打って変わった冷静な報道姿勢は「信じられない」。
■7.うち続く韓国船の事故■
この興亜海運社が異常なのは態度ばかりではない。これがこ
の2年間で4回目の事故だと報道されている。以前の3度とは[9]:
・ 平成13年6月22日愛媛県 松山港
「フンア・ジュピター」号(今回と同一船)、第11金山丸に
衝突。両船とも損壊。
・ 平成14年11月10日新潟県 粟島
「ヒュンアウルサン」号、コンテナ流出事故おこす。 この
時の船長は鄭楽允(ジョンナギュン、今回と同一人物)
・ 平成14年8月23日山口県 周防灘
「ヒュンガバンコク」号、小型底引き網漁船「生福丸」に衝
突。「生福丸」岡崎三次船長(62)死亡。
さらにこの興亜海運社は決して例外ではないようだ。光洋丸
の直後も、次のような事故が続いている。
・ 7月6日、光洋丸の行方不明者を捜索中の水産庁の取締船
「からしま」が、海上衝突防止法違反の動きをした韓国貨
物船「コレックス・クンサン」(4,044トン)にぶつけられ
大破、沈没した。16名が海に投げ出さたが、幸い全員が
僚船に救助された。(前述)
・ 7月16日、鹿児島県枕崎港の南南西10キロほどの海上
で、かつお一本釣り漁船「漁盛丸」が、黒っぽい大きな船
に当て逃げされ、左舷側に損傷を受けた。鹿児島海上保安
部巡視艇「さつかぜ」が、それらしき船として韓国船「マ
リン・ソウル」を発見し、事情聴取した所、衝突を認めた。
日本の近海は、多くの無法な韓国船が徘徊している危険な海
域だったのだ。こうした点を広く報道して、政府に何らかの行
動をとらせる事こそ、マスコミの責任ではないのか。マスコミ
がこうした隠蔽を続ける限り、悲惨な海難事故は続くであろう。
■8.「日本のマスコミって一体何なんでしょうか。」■
インターネット上の世論調査サイト VOTEジャパンでは、
「第18光洋丸遭難事件はもっとマスコミで大々的に取り上げ
られるべきか?」という投票を行っている。投票結果は、8月
26日午後8時45分の時点で、総投票数5,791票のうち、実
に98パーセント、4,693人が「イエス」と答えている。参考
になる意見をいくつか引用する。[10]
マスコミに封殺されることによって、おそらくえひめ丸
と比べて支援や募金が集まりにくいであろう遺族、被害者
の方々の心中を察します。日本のマスコミって一体何なん
でしょうか。気を使う優先順位が間違っている気がします。
マスコミ関係者は黙りを決め込んでいますが、国民の怒
りは拉致事件にも匹敵するものがある。この報道自粛が隣
国への「配慮」だとすれば、わが国の国民を裏切ったこと
になるし、ある意味では隣国の国民を駄々ッコのように扱
ったことになる。仮にこんなかたちで「配慮」したとして
も、結果的には、それは日韓両国が真に成熟した信頼関係
を構築することを妨害したことになるのではないか。
この件に限らず、似たようなマスコミの報道は多数あり
ます。
・ルーシー・ ブラックマンさん殺害事件。途中から日本
では報道が少なくなりましたが、海外では容疑者は朝鮮
系日本人であると報道されています。
・ニュージーランドの無認可日本人学習施設で邦人が集団
暴行を受け死亡した事件。途中から日本では報道がなく
なりましたが、当地ではこの施設の運営者は在日朝鮮人
であると報道されています。
・早稲田大学生らによる美人局事件。犯人グループに朝鮮
名が数人いるが、日本名の容疑者のみ報道の報道機関多
数。(以下略)
ワールド・カップでの異常な「韓国応援報道」もこの一連と
考えるべきだろう[a]。なぜ韓国関係に限って、このような偏
向報道がなされるのか。いろいろな仮説があるが、その一つに
「韓国内での日本文化開放後の利権を狙っている」というのが
ある。日本映画や音楽などの公的な輸入を禁止するという韓国
の異様な政策は徐々に緩和されつつあるが、その過程で韓国政
府に睨まれたら大変だと、各社「忠誠」競争をしているのでは
ないか、というのである。
かつて中国政府は朝日新聞一社のみに北京駐在を許し、朝日
は「中国の友人」として極端な偏向報道を行っていた[b]。報
道の自由のない国で、利権を餌に国内外の報道機関を操るのは
常套手段であるだけに、この仮説には一応の説得力がある。い
ずれにしろ、我々日本国民はマスコミの偏向報道によって民主
主義の基盤たる「知る権利」を制約されており、それが国益を
大きく阻害していることを知るべきである。
■リンク■
a. JOG(248) ワールドカップの報道統制
世界中で報道されていた「判定疑惑」を日本のマスコミは頬
被りし、日韓友好のみ謳い続けた。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h14/jog248.html
b. JOG(042) 中国の友人
中国代表部の意向が直接秋岡氏に伝わり、朝日新聞社がそれ
に従うという風潮が生まれていた。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h10_1/jog042.html
■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
→アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。
1. 各社のデータベース・サービスにより「えひめ丸」「光洋丸」
をキーワードとして抽出された記事件数。なお産経新聞は、
「光洋丸」では1件しか抽出されず、原因不明の異常値なので
本比較からは割愛した。
2. 朝日新聞、「コンテナ船衝突、漁船沈没 1人は死亡、6人不明
福岡沖・玄界灘」、H15.07.02、15頁、
3. 「第十八光洋丸と『からしま』の連続海難衝突事故報道姿勢と
内容に関する各社の苦情電話対応状況」、
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/1917/up0024.htm
4. 朝日新聞、「コンテナ船当直を逮捕 「見張り不十分」 玄界灘漁
船事故」、H15.07.03、西部朝刊、31頁
5. YOMIURI ON LINE 読売新聞西武本社九州発、H15.07.03
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/news0307/news0703m3.htm
6. 現場にいた人の証言
http://moviefile.ddo.jp/KillDPRK/Syogen.mpg
7. 「玄界灘の悲劇」★★★
http://www.geocities.jp/tohrisugarisan/genkainaganohigeki.htm
8. 朝日新聞、「信じられない事故だ 実習船沈没(社説)」、
H13.02.11、東京朝刊、2頁
9. 「朝鮮人による玄界灘殺人事件」★★
http://www2.odn.ne.jp/~ccq47810/gennkainadsasatujinn.html
10. VOTE.co.jp
http://www.vote.co.jp/vote/29977867/index.phtml?cat=29036955
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ おたより _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■前号「伝統技術が未来を開く」について
アキラさん(英国在住)より
私は、英国で、骨董家具、木芸品の修復保存と言う仕事をし
ていますが、職業柄、日本の漆塗りの物が来る事も珍しくあり
ません。文中にもあった、マリー・アントワネットの文机の話、
まさしくその通りで、日本、中国の漆を真似ようとしましたが、
上手くいかず、最終的には、日本の家具の漆塗りのパネルを利
用すると言う、かなり乱暴な手に出ます。ただ、私がそのよう
な事実を知ったのは、こちらに来てからでした。
不思議な事に、日本の教育上、歴史は日本史と世界史と言う
二つに分かれます。世界の中の日本と言う事を考えたとき、世
界から日本へ与えた影響、また逆に日本が世界に与えた影響と
言う事が考えられるのですが、日本史上で世界から受けた影響
についてのみ言及するだけで、逆については全くと言ってもい
いほど、述べられていません。
ヨーロッパ文化史上、日本の影響が顕著なのは17世紀と19世
紀、前者は種子島への鉄砲伝来から鎖国が始まるまでの、ポル
トガル等の国との貿易によって、後者は幕末から明治期にかけ
ての1851年のロンドンの万国博覧会を初めとする後年の博覧会
への参加によってです。その中で、漆物の占める割合は大きく、
多くの西洋人を感嘆させました。その証拠に、世界各国の美術
館、博物館ではものすごい数の漆物が収容されています。ただ、
漆も、オーガニック物である以上、生物界の自然分解と言う事
は避けられません。この点でも日本は世界に対し十分にイニシ
アチブが取れる立場にあり、知識、技術の輸出と言うソフトな
分野での貢献が可能なわけです。
文中にあった家電に漆と言うのは、個人的にやや疑問が残り
ますが、伝統的な物をもう一度現代の視点で見直し、それをそ
のまま利用するだけでなく、現代の使用に合うように変更させ
ていく。願わくば、21世紀が、17世紀、19世紀に続き良い形で
日本の文化を、輸出し、世界に影響を与えるような、世紀にな
って欲しいものです。
千恵さんより
ちょうど1週間前に、マリア・テレジアのシェーンブルン宮
殿、マリー・アントワネットのヴェルサイユ宮殿を見て参りま
した。彼女たちが過ごしたといわれる部屋も見学しましたが、
当時ヨーロッパでもてはやされた漆工芸品が、まさかあの時代
に日本から輸入されたものであったなど、私にとって非常にタ
イムリーで興味深い話でした。
伝統工芸、伝統建築、伝統食、伝統技術、全てに共通するの
は”自然”ということです。人間が一生を終えるのと同様に大
地に還っていく石や土壁、藁葺き屋根・・・。そこに自然への
感謝の念があるか、ということを思い起こさずにはいられませ
ん。
私は今、食に関わる分野で”おばあちゃんから孫へ”をテー
マに食育活動をしております。例えば豆腐や味噌、蒟蒻など、
私たちが日常的に口にする食品さえもどうやって作るのか、知
らないまま私達は成長しました。伝統技術も伝統食も、伝えら
れなければ失われていくものがある、ということを実感してい
ます。
■ 編集長・伊勢雅臣より
グローバル化の時代に、伝統技術という日本のソフトパワー
を今こそ再発揮すべき時でしょう。
読者からのご意見をお待ちします。本誌への返信で届きます。
掲載不可、匿名・ハンドル名ご希望の方はその旨、明記下さい。
欄掲載分には、薄謝として本誌総集編を差し上げます。
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