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イラク:
米新保守主義リーダーが占領統治の失敗認める
【パリ福島良典】「米国は植民地を持った経験がなく、(イラクで)間違いを犯したし、今後も犯すだろう」――。米国防総省の諮問機関・国防政策委員会の前委員長で、イラク戦争を推進したネオ・コンサーバティブ(新保守主義)の中心人物とされるリチャード・パール氏が、28日付の仏紙フィガロとのインタビューで、米国のイラク占領統治の失敗を認めた。
パール氏は「イラクの現状はサダム・フセイン時代よりもずっと良い」「現在の治安悪化による死者数は旧フセイン政権が続いていた場合に殺害されたであろう人数よりもずっと少ない」と戦争の正当性を主張した。イラクで未発見の大量破壊兵器についても「間もなく発見できると確信している」と述べた。
イラク戦争反対を唱えたフランスの対応に関しては、「シラク大統領もドビルパン外相も『イラクに介入すればアラブ世界が反乱を起こす』と言ったが、現実には反乱は起きず、両氏とも見通しを誤った」と指摘。「対イラク経済制裁解除を主張することで、シラク大統領もドビルパン外相もサダム・フセインの側を選んだ」と批判した。
しかし、一方でパール氏は「他国を統治のために侵略するという考えは米国文化にはない。米国には教訓を引き出せるような、植民地を持った経験がない」と述べ、「最大の間違いは戦前にイラク人と十分に協力できなかったことだ。反体制派が即座に事態を掌握できるようにしておくべきだった」とブッシュ政権の準備不足を認めた。
今後のイラク統治のあり方については「国連によるイラク統治は好ましくない構想だ。国連が過去に委任統治に成功した例があったろうか」と述べ、「解決策は、できるだけ早くイラク人に権限を移譲することだ」とイラク暫定政権の早期樹立を主張した。
[毎日新聞8月30日] ( 2003-08-30-01:17 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030830k0000m030154000c.html
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要するに「アメリカ政府は基本的にはなにも間違っていない(いなかった)」ということ.