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ちょっと前の毎日新聞外信面にコラム記事(石郷岡記者)でもちょっと触れられていましたが、ロシアの新たなオルガリヒ(新興財閥)のエースとして何かと話題のポドルコフスキーとぷーちんとの間の葛藤が高まっているようだ。
ポドルコフスキーはユダヤ系ロシア人でまだ39歳。旧ソ連崩壊後の国家財産売却でうまく立ち回り、富を得たポドルコフスキーは、ロシア石油大手の「ユコス」を握り、国営石油会社「ロスネフチ」と対立、ロスネフチ側のトップは、チェルノムイルジン元首相。これが東シベリアの石油・天然ガスの輸送パイプラインのルート問題にもつながり、ナホトカルートか大慶ルートかで対立、日本のエネルギー政策にも影響大の情勢となっている。
また、ポドルコフスキーは2008年のロシア大統領選の最有力候補と言われ、プーチンが警戒し始めたようだ。7つきにユコスの持ち株会社社長が逮捕され、ポドルコフスキーも事情聴取を受けた。この影響か、高値安定し、ロシア経済再建の牽引車となっていた輸出原油の価格低落がおきている。
プーチンは石油収入減を覚悟しても、ポドルコフスキーを潰したいのか、そこまで、両者の対立は深刻なのか、と憶測も飛び交っている。ロシアの向こう10年間の権力トップを巡るこの争いは、東アジアだけでなく、中央アジア、アフガン、イラン、イラク、その他の中東、ひいては、米国の世界戦略にも影響を与えそうで、当面、目が離せないようだ。