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(回答先: ブッシュ映画監督と台本。【アルジャジーラ.infoの漫画です。】 投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 8 月 29 日 16:47:58)
イランで高濃縮ウラン検出 IAEA報告、核疑惑深まる
http://www.asahi.com/international/update/0829/015.html
イランのナタンズにあるウラン濃縮施設から、発電用燃料の濃度を上回
り、核兵器製造につながる可能性のある高濃縮ウランが検出されていたこ
とが28日、朝日新聞が入手した国際原子力機関(IAEA)の事務局長
報告から明らかになった。イランは同施設でのウランの使用をこれまで否
定していた。報告書は、核開発計画に関するイラン側の従来の報告に多く
の点で疑問を投げかけ、疑惑を一層深める内容となっている。
報告書は実地調査の結果、「ナタンズの濃縮実験施設(ほどのレベルに
達するに)は、ウランを使った実験なしに建設することは不可能」と断定。
「コンピューター・シミュレーションのみ実施した」とのイラン側の主張
を全面否定した。
さらにIAEAは3〜6月に同施設で採取した環境サンプルから、未申
告のタイプの高濃縮ウラン2種類を検出し、6月にイラン側に説明を求め
ていた。
イラン側は8月になって「輸入した機器に元々付着していた」と回答し
てきたため、IAEAは裏付けを急いでいる。もしイランが過去に未申告
でウラン濃縮を行っていれば、核不拡散条約(NPT)に基づく保証措置
(核査察)協定への明確な違反となる。
報告書は、イランが8月に受諾したウラン濃縮の疑惑施設「カライ電気
会社」(テヘラン)での環境サンプル採取についても言及。3月の訪問時
と比べ、施設の多くに変更が加えられており、「サンプル分析の結果や過
去の濃縮履歴の検証に影響を与える可能性がある」として、隠蔽(いんぺ
い)工作の可能性を示唆した。
さらに報告書は、IAEAが6月の理事会で実施延期を求めていたナタ
ンズでのウラン濃縮実験を、イランが6月と8月の2回、実施したことを
確認した。
このほか、イランは以前否定していたウラン濃縮のための転換実験の実
施を8月になって認め、修正申告に応じたほか、ウラン濃縮計画の開始時
期も同月、以前の「90年代」から「85年」に訂正するなど、多くの点
で説明に一貫性がないことが指摘されている。
報告書は結論で、「なお多くの未解明の問題が残る」として、今後、さ
らに事実の解明を進める必要があるとしている。 (08/29 16:06)