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【エルサレム樋口直樹】イスラエル軍は24日、パレスチナ自治区ガザ市で、武装ヘリからのミサイル攻撃でイスラム原理主義組織「ハマス」軍事部門の幹部ら4人を殺害した。これに対し、ハマスの精神的指導者ヤシン師は同日、「イスラエルは(暗殺の)代償を払うことになる」と報復を宣言した。21日のハマス最高幹部アブシャナブ氏ら3人の暗殺に続くハマス攻撃で、ガザ住民の反イスラエル感情が一層高まるのは確実だ。
AFP通信によると、イスラエル軍のヘリが、ハマス軍事部門「カッサム隊」の地元司令官(24)ら4人が乗った車に向けてミサイル数発を発射。4人が車を降りて逃げ出したところをミサイルが直撃した。ほかに数人の負傷者が出た。
パレスチナ過激派組織をめぐっては、自治政府が武器密輸用トンネルの摘発などに乗り出していたが、過激派絶滅を目指すイスラエル側はこうした対応を「不十分」として暗殺作戦を再開したとみられる。
イスラエル軍のヤアロン参謀総長は作戦直前、パレスチナ警察による武器密輸取り締まりに一定の評価を与えながらも、「もしハマス指導部の逮捕に踏み切らなければ、我々がやるまでだ」と語っていた。
これに対し、自治政府のアムル情報相は「イスラエルは、法の支配を保とうとする我々の努力(過激派対策)を妨害している」と厳しく非難した。イスラエル軍による攻撃が強まれば、パレスチナ内部では過激派対策に乗り出した自治政府を敵視する言動が高まるのは避けられず、自治政府は極めて困難な状況に置かれている、
一方、ハマスなどが19日にエルサレムで行ったバスでの自爆テロの犠牲者は24日までに21人に増えた。(毎日新聞)
[8月25日14時49分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030825-00001043-mai-int