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旧サダムシティー 反米運動激化
反米激化の旧サダムシティー 米軍、中心部から撤退
http://www.asahi.com/international/update/0818/001.html
バグダッド北東部のサドルシティー(旧サダムシティー)では、住民の
反米機運が高まる一方だ。地元のイスラム教シーア派組織は、“義勇兵”
を募集し、米軍への反発を示している。
住民が撮影したビデオやバグダッドのシーア派組織スポークスマンによ
ると、13日午前10時半、米軍ヘリが中心部にあった鉄塔に近づき、突
然、乗員がナイフで「アルマハディの旗」と呼ばれるシーア派の旗を取り
除き始めた。
怒った付近の住民が集まり、1人が塔に登ってヘリに棒を投げ、追い払
った。千人前後の住民が口々に「米兵は出ていけ!」と連呼しながら、近
くで警備していた米軍部隊に向かって歩き始めた。一部の住民が投石した
直後、米軍が発砲。ビデオには、逃げまどい、血を流す市民の姿が映って
いる。
地元警察を通じた住民の抗議に対し、米軍は当初、「旗を撤去しようと
した事実はない」と突っぱねたという。しかしビデオを示したところ、
「事件を遺憾に思う。調査し関係者を処罰する。今後、サドルシティーを
飛行するヘリと警備の数を減らす。補償についても話し合う」とする米陸
軍中佐の署名入り文書が示された。
バグダッド駐留のサンチェス米軍司令官は15日の記者会見で「現地の
担当官が住民に謝罪した」と認めた。16日、実際に中心部に展開してい
た米兵が消えた。シティー内にある警察署の責任者は「今後しばらく、米
兵がシティー中心部に入ることはない」と語った。
地元では、事件から2日後の金曜礼拝で、聖職者が「ファトワ(宗教見
解)が出るまで直接行動を控えるように」と戒めながらも、「米軍は全面
撤退しろ。治安は住民が守る」と連呼。「イスラムの敵は出ていけ」と書
かれたパンフレットが大量に配られた。
さらに、地元シーア派組織の施設では16日、「アルマハディの軍隊」
と呼ばれる“義勇兵”の登録が行われていた。毎日、約600人が登録に
来るという。担当者は「(米軍に抵抗するための)武装はしない。我々へ
の支持の大きさを米軍に示すためのものだ」と説明した。
(08/18 03:00)