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(回答先: 8.15は敗戦・戦犯・靖国避けて通れず左右に憎まれ愚痴「百人斬り」言論詐欺批判 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 8 月 15 日 15:44:18)
今夜、NHKの1chで、ドラマ「大地の子」に続いて、ドキュメンタリー「二つの祖国」(1986年&2003年)という深夜番組を見ました。
中国残留孤児とその養父母達の、困難を多面的に抱えた生活が映し出されました。
15年戦争と文化大革命、両国の政策的なベクトルの差、文化と加齢による環境適応の問題...
どの局面を取っても、その困難は、自助努力のレベルを遥かに超えています。
特に、帰国して音信不通になった残留孤児に対する、年老いた養母の、「日本人は駄目だね!」という、吐き捨てるような怨嗟の言葉が印象的でした(1986年)。
遅きに失した感はあるものの、やはり、これは、日本政府が国費で生活を支援する筋合いのことと理解しました。
NHKによれば、日本政府はその後、帰国した残留孤児の養父母達に、幾許かの金銭的保障をしたそうです(2003年)。
私は、今日まで、以下のような理由で、中国について、かなりマイナスのイメージを持っていました。
@捕捉し難い密入出国と連動した、蛇頭を始めとする集団による、残忍な犯罪の横行。
A留学生枠で優遇されたまま、そのOBが作った企業による、グローバリズムを推進する日本企業とタイアップした、日本人への奇妙な搾取。
B教科書問題を始めとする、他国の教育や習俗への、執拗に繰り返される内政干渉。
とりわけ上記Bについては、戦後生まれの私には、自分に戦争責任が感じられないので、どうしても釈然としませんでした。
でも、8月15日付の読売社説を読み、木村さんのご指摘を読むむと、中国は闇雲に内政干渉している訳ではなく、日本が戦前的なファシズムへ向けて大きく舵を切ったことに反応しているようで、その部分は納得できると思いました。