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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030815k0000m030104000c.html
バグダッド陥落とフセイン体制崩壊の直前、バグダッド北東部の住宅密集地がクラスター(集束)爆弾による集中的な爆撃を受けていたことが分かった。米軍による空爆とみられ、毎日新聞の調べでは住民ら少なくとも23人が死亡。地元消防局によると、被害は約1万3000世帯にのぼった。イラク戦争終盤で首都住宅地での同爆弾による被害実態が明らかになったのは異例。爆弾の破片が体内に残った被害者は幼児を含めて数百人にのぼり、障害が残っている例もある。
被害に遭ったのはシャーブ地区内の4区画で、4月7日とバグダッド陥落当日の9日の朝、クラスター爆弾が投下された。爆弾の処理にあたった同地区の「市民防衛センター」(消防局)によると、散乱した子爆弾は少なくとも1500発にのぼる。
住民の証言によると、子爆弾は街頭に出ていた市民や自宅の庭にいた市民らを直撃。また、爆発して破片が屋根や天井を貫通し、室内に雨のように降り注いだ。自室で寝ていて破片を避けられず男児(5)が死亡するなど、家屋内で被弾し死亡した例が6例あった。
その後、不発弾が爆発し死亡した例もあった。不発弾の処理は投下直後は主に消防局が担当し、米軍による処理は4月末からと遅れた。このため4月14日に子爆弾に誤って触れ、右手と両目を失った男性(26)もいる。
同爆弾は、細かい破片が体内に突き刺さるのが特徴。破片が100個以上刺さって右足がまひした男性(33)や、頭に刺さった破片の影響で左手が部分的にまひした少女(9)など障害が残るケースも出ている。多くの住民は治療の資金がないため、破片を体内に残したままにしている。
同地区付近に軍事施設はないが、ミサイルなどが住宅地に隠されていたとの情報があり、米軍がバグダッド陥落を前に、住宅地を無差別に爆撃した可能性もある。
被害者らは「子供を含む罪もない市民を殺し、傷つけ、後遺症をもたらすのはあまりにも非人道的」と同爆弾の投下を非難している。【バグダッドで斎藤義彦】
[毎日新聞8月15日] ( 2003-08-15-03:00 )
★「ミサイルなどが住宅地に隠されていたとの情報」があろうとあるまいと、無差別爆撃だ。