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2003.08.11
Web posted at: 20:07 JST
- CNN
ジャカルタ(CNN) ジャカルタの米国系高級ホテルで起きた爆弾テロについて、国際テロ組織アルカイダからとみられる犯行声明が出されていたことが分かった。9日から10日にかけ、アルカイダ支持者やアラブ系メディアに送られた声明を、専門家らが確認した。
声明はジャカルタの爆弾テロを「(アルカイダの最高幹部)アイマン・ザワヒリ氏が実行を約束した作戦の一環」と位置付け、「米国への致命的な一撃となった」として反米姿勢を強調している。また、アルカイダが米国に求めている「対テロ戦の停止」「イスラム圏からの退去」などをあらためて要求、米国側が応じなければ攻撃を続けると宣言した。さらに、今回のテロで米国系ホテルが標的となったのは、イスラム過激派の取り調べを担当する米中央情報局(CIA)要員が滞在していたからだとも述べている。アルカイダを研究する専門家によれば、特定の人物や状況に言及するのはアルカイダの声明の特徴だという。
爆弾テロをめぐっては、インドネシアのマトリ国防相が8日、犯人らがアルカイダから訓練を受けていたとの見解を示した。同国防相はさらに、アルカイダとのつながりが指摘される東南アジア地下組織「ジェマー・イスラミア(JI)」が事件に関与していたことは確実だと述べている。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200308110017.html