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検閲知りながら軍隊批判 旧陸軍の史料発見
(湖北新報:2003年08月11日月曜日 )
日中全面戦争期に兵士が前線から家族、友人らに送った郵便物などの検閲結果を陸軍が分析した史料が11日までに、防衛庁の図書館で見つかった。
検閲されることを知りながら率直な軍隊批判がつづられており、当時、前線で反戦ムードが広がっていたことを具体的に裏付ける点で貴重な史料といえる。
日露戦争後、初めてソ連軍と本格的に交戦し、大敗を喫したノモンハン事件では、自軍の装備の低劣さを兵士が激しく批判していたことも明らかになった。
吉田裕一橋大教授と明治大大学院生の松野誠也氏が、防衛庁防衛研究所図書館で発見した。
史料は大本営陸軍部研究班が1940年9月に作成した「支那事変の経験に基づく無形戦力思想関係資料(案)」と題する文書。
日中全面戦争が始まった37年から、長期持久戦となり泥沼化した39年まで、憲兵隊が検閲した郵便や電報のほか、兵士の日記などの内容を分析したもので、当局にとって都合の悪い言動を多く取り上げ、軍としての対策を検討している。
http://www.kahoku.co.jp/news/2003/08/2003081101000276.htm