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「イラク国土永遠に汚染」森住氏講演
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旧ソ連やイラクで被曝(ひばく)者取材を続けるフォトジャーナリスト森住卓さんが8日、日本生活協同組合連合会などが長崎市の市民会館で開いた「虹のひろば」で、「イラク 戦争と子どもたち」と題して講演した。放射能汚染の影響と見られる小児がんの子どもたちや硬い装甲に穴が開いた戦車の残骸(ざんがい)などの写真を紹介しながら、米軍の劣化ウラン弾の使用や、核施設から天然ウランが持ち出されている現状に警鐘を鳴らした。
森住さんはイラク戦争開戦以降、3度にわたってイラクを取材。放射能汚染の危険性が指摘される劣化ウラン弾が人口密集地域で使われた跡や、核施設からイエローケーキといわれる黄色い粉状の天然ウランの容器が持ち出されているのを目撃した。
バグダッド周辺でも、放射能の計測器が振り切れる場所があり、住民が天然ウラン容器を洗った川では、子どもたちが水浴びをしていた。
森住さんは「とりあえず避難させ、除染作業や健康調査が求められているが、やってくれる人はいない」と指摘。「ウラン238の半減期は45億年。永遠に汚染してしまった」と話した。
湾岸戦争で劣化ウラン弾が使われた地域でも、小児がんや奇形児が増えていることも報告。01年に2時間ほどで訪ねた二つの病院で4人の奇形児が生まれたのを目の当たりにし、「大変なことが進行していると痛切に感じた」という。
森住さんは90年代から旧ソ連の核実験場の取材を開始。湾岸戦争後のイラクでも取材を続けている。
(8/9
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news02.asp?kiji=2914