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不当逮捕・盗み多発 イラク駐留米兵に苦情2517件
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イラク駐留米軍による市民の不当逮捕や盗みが表面化している。拘束者の消息が家族に知らされない例も多く、人権団体は捕虜への拷問も指摘した。米兵のふるまいに、イラク“解放”直後は歓迎した市民さえ、対米感情をしだいに悪化させている。被害を受けた市民に対し、米軍は、一部事実を認めて賠償に応じ始めた。
高校3年ウマル・アブドラティフ君(17)がバグダッドの自宅から連行されたのは7月11日午前3時。前日、大学入試の統一試験が始まったばかりだった。工科大学を目指し、3、4時間睡眠で勉強を続けていた。
停電が合図だったようだ。ウマル君の家族によると、暑さをしのごうと姉(20)と2人屋上で横になったとたん、ヘリコプター2機が現れ、3人の暗視装置を付けた米兵が降りてきた。車数台も到着し、十数人が乱入。父(64)と長男(30)、次男(26)、ウマル君の4人を連行した。3日前に買った護身用のカラシニコフ銃1丁が没収され、150ドルがなくなっていた。
4人はその日、水も食料も与えられなかった。尋問中に心臓発作を起こした父と兄2人は釈放されたが、ウマル君は「武器密売と米兵殺害容疑だ」と言われ、そのまま拘束された。
7月24日に統一試験は終わった。母は、米軍施設や赤十字社を回ったが6日までに手がかりはないという。「どうして受験勉強で必死の息子が武器商人ですか。2500ドルの報賞金目当てに密告されたのよ」と泣き崩れた。
ウマル君宅から約500メートルのアリサラ市場は、米兵がよく買い物に立ち寄っていた。しかし、雑貨店主サミール・ラスールさん(33)が6月30日に拘束されて以来、米兵は来なくなった。
市場の人たちによると、サミールさんのおい(24)の車を、米兵が突然止め、車内に武器がないか捜索を始めた。その際、車内にあった売上金約20ドルを右太もものポケットに入れた。おいが抗議するとライフルで殴られ、車を拳銃で撃たれた。
「アリババ(泥棒)!」。100人あまりの客が逃げ出す中、そう叫んで米兵に抗議したサミールさんを、米兵は逮捕した。宗教指導者の要請で7月3日、米軍が調査に現れた。現場にいた通訳は「米兵が金を盗むのは今回だけじゃない」と証言したという。しかし、今も釈放されていない。
バグダッドが制圧された4月9日の翌日、サミールさんは米兵と写真を撮った。おいは言う。「最初はみんな米国を解放者と思ったが、今は憎しみしかない。武器があれば戦う」
地元では、6月ごろから米兵の人権侵害がたびたび報道されていた。7月23日には、国際的な人権団体アムネスティ・インターナショナルが、米兵が捜索中に2000ドルを盗んだ▽拘束者に十分な水や食料を与えない▽睡眠を与えず、大音響、強い光に長時間さらす▽尋問中の暴力、などを指摘する報告を公表した。
米中央軍は同27日、米兵4人を捕虜虐待容疑で拘束したと公表。8月3日には、不当な殺害、暴行、盗み、財産の破壊があったことを初めて認めた。市民から2517件の苦情を受け、うち1456件に対し計26万4000ドル(約3000万円)の損害賠償を払った。
ウマル君やサミールさんの事例について米軍の広報官は、「抗議だけで拘束されることはない。何かあったんだろう。一般犯罪者なら赤十字を通じて家族に情報を提供する」と答えた
不当逮捕・盗み多発 イラク駐留米兵に苦情2517件
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イラク駐留米軍による市民の不当逮捕や盗みが表面化している。拘束者の消息が家族に知らされない例も多く、人権団体は捕虜への拷問も指摘した。米兵のふるまいに、イラク“解放”直後は歓迎した市民さえ、対米感情をしだいに悪化させている。被害を受けた市民に対し、米軍は、一部事実を認めて賠償に応じ始めた。
高校3年ウマル・アブドラティフ君(17)がバグダッドの自宅から連行されたのは7月11日午前3時。前日、大学入試の統一試験が始まったばかりだった。工科大学を目指し、3、4時間睡眠で勉強を続けていた。
停電が合図だったようだ。ウマル君の家族によると、暑さをしのごうと姉(20)と2人屋上で横になったとたん、ヘリコプター2機が現れ、3人の暗視装置を付けた米兵が降りてきた。車数台も到着し、十数人が乱入。父(64)と長男(30)、次男(26)、ウマル君の4人を連行した。3日前に買った護身用のカラシニコフ銃1丁が没収され、150ドルがなくなっていた。
4人はその日、水も食料も与えられなかった。尋問中に心臓発作を起こした父と兄2人は釈放されたが、ウマル君は「武器密売と米兵殺害容疑だ」と言われ、そのまま拘束された。
7月24日に統一試験は終わった。母は、米軍施設や赤十字社を回ったが6日までに手がかりはないという。「どうして受験勉強で必死の息子が武器商人ですか。2500ドルの報賞金目当てに密告されたのよ」と泣き崩れた。
ウマル君宅から約500メートルのアリサラ市場は、米兵がよく買い物に立ち寄っていた。しかし、雑貨店主サミール・ラスールさん(33)が6月30日に拘束されて以来、米兵は来なくなった。
市場の人たちによると、サミールさんのおい(24)の車を、米兵が突然止め、車内に武器がないか捜索を始めた。その際、車内にあった売上金約20ドルを右太もものポケットに入れた。おいが抗議するとライフルで殴られ、車を拳銃で撃たれた。
「アリババ(泥棒)!」。100人あまりの客が逃げ出す中、そう叫んで米兵に抗議したサミールさんを、米兵は逮捕した。宗教指導者の要請で7月3日、米軍が調査に現れた。現場にいた通訳は「米兵が金を盗むのは今回だけじゃない」と証言したという。しかし、今も釈放されていない。
バグダッドが制圧された4月9日の翌日、サミールさんは米兵と写真を撮った。おいは言う。「最初はみんな米国を解放者と思ったが、今は憎しみしかない。武器があれば戦う」
地元では、6月ごろから米兵の人権侵害がたびたび報道されていた。7月23日には、国際的な人権団体アムネスティ・インターナショナルが、米兵が捜索中に2000ドルを盗んだ▽拘束者に十分な水や食料を与えない▽睡眠を与えず、大音響、強い光に長時間さらす▽尋問中の暴力、などを指摘する報告を公表した。
米中央軍は同27日、米兵4人を捕虜虐待容疑で拘束したと公表。8月3日には、不当な殺害、暴行、盗み、財産の破壊があったことを初めて認めた。市民から2517件の苦情を受け、うち1456件に対し計26万4000ドル(約3000万円)の損害賠償を払った。
ウマル君やサミールさんの事例について米軍の広報官は、「抗議だけで拘束されることはない。何かあったんだろう。一般犯罪者なら赤十字を通じて家族に情報を提供する」と答えた
不当逮捕・盗み多発 イラク駐留米兵に苦情2517件
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イラク駐留米軍による市民の不当逮捕や盗みが表面化している。拘束者の消息が家族に知らされない例も多く、人権団体は捕虜への拷問も指摘した。米兵のふるまいに、イラク“解放”直後は歓迎した市民さえ、対米感情をしだいに悪化させている。被害を受けた市民に対し、米軍は、一部事実を認めて賠償に応じ始めた。
高校3年ウマル・アブドラティフ君(17)がバグダッドの自宅から連行されたのは7月11日午前3時。前日、大学入試の統一試験が始まったばかりだった。工科大学を目指し、3、4時間睡眠で勉強を続けていた。
停電が合図だったようだ。ウマル君の家族によると、暑さをしのごうと姉(20)と2人屋上で横になったとたん、ヘリコプター2機が現れ、3人の暗視装置を付けた米兵が降りてきた。車数台も到着し、十数人が乱入。父(64)と長男(30)、次男(26)、ウマル君の4人を連行した。3日前に買った護身用のカラシニコフ銃1丁が没収され、150ドルがなくなっていた。
4人はその日、水も食料も与えられなかった。尋問中に心臓発作を起こした父と兄2人は釈放されたが、ウマル君は「武器密売と米兵殺害容疑だ」と言われ、そのまま拘束された。
7月24日に統一試験は終わった。母は、米軍施設や赤十字社を回ったが6日までに手がかりはないという。「どうして受験勉強で必死の息子が武器商人ですか。2500ドルの報賞金目当てに密告されたのよ」と泣き崩れた。
ウマル君宅から約500メートルのアリサラ市場は、米兵がよく買い物に立ち寄っていた。しかし、雑貨店主サミール・ラスールさん(33)が6月30日に拘束されて以来、米兵は来なくなった。
市場の人たちによると、サミールさんのおい(24)の車を、米兵が突然止め、車内に武器がないか捜索を始めた。その際、車内にあった売上金約20ドルを右太もものポケットに入れた。おいが抗議するとライフルで殴られ、車を拳銃で撃たれた。
「アリババ(泥棒)!」。100人あまりの客が逃げ出す中、そう叫んで米兵に抗議したサミールさんを、米兵は逮捕した。宗教指導者の要請で7月3日、米軍が調査に現れた。現場にいた通訳は「米兵が金を盗むのは今回だけじゃない」と証言したという。しかし、今も釈放されていない。
バグダッドが制圧された4月9日の翌日、サミールさんは米兵と写真を撮った。おいは言う。「最初はみんな米国を解放者と思ったが、今は憎しみしかない。武器があれば戦う」
地元では、6月ごろから米兵の人権侵害がたびたび報道されていた。7月23日には、国際的な人権団体アムネスティ・インターナショナルが、米兵が捜索中に2000ドルを盗んだ▽拘束者に十分な水や食料を与えない▽睡眠を与えず、大音響、強い光に長時間さらす▽尋問中の暴力、などを指摘する報告を公表した。
米中央軍は同27日、米兵4人を捕虜虐待容疑で拘束したと公表。8月3日には、不当な殺害、暴行、盗み、財産の破壊があったことを初めて認めた。市民から2517件の苦情を受け、うち1456件に対し計26万4000ドル(約3000万円)の損害賠償を払った。
ウマル君やサミールさんの事例について米軍の広報官は、「抗議だけで拘束されることはない。何かあったんだろう。一般犯罪者なら赤十字を通じて家族に情報を提供する」と答えた
不当逮捕・盗み多発 イラク駐留米兵に苦情2517件
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イラク駐留米軍による市民の不当逮捕や盗みが表面化している。拘束者の消息が家族に知らされない例も多く、人権団体は捕虜への拷問も指摘した。米兵のふるまいに、イラク“解放”直後は歓迎した市民さえ、対米感情をしだいに悪化させている。被害を受けた市民に対し、米軍は、一部事実を認めて賠償に応じ始めた。
高校3年ウマル・アブドラティフ君(17)がバグダッドの自宅から連行されたのは7月11日午前3時。前日、大学入試の統一試験が始まったばかりだった。工科大学を目指し、3、4時間睡眠で勉強を続けていた。
停電が合図だったようだ。ウマル君の家族によると、暑さをしのごうと姉(20)と2人屋上で横になったとたん、ヘリコプター2機が現れ、3人の暗視装置を付けた米兵が降りてきた。車数台も到着し、十数人が乱入。父(64)と長男(30)、次男(26)、ウマル君の4人を連行した。3日前に買った護身用のカラシニコフ銃1丁が没収され、150ドルがなくなっていた。
4人はその日、水も食料も与えられなかった。尋問中に心臓発作を起こした父と兄2人は釈放されたが、ウマル君は「武器密売と米兵殺害容疑だ」と言われ、そのまま拘束された。
7月24日に統一試験は終わった。母は、米軍施設や赤十字社を回ったが6日までに手がかりはないという。「どうして受験勉強で必死の息子が武器商人ですか。2500ドルの報賞金目当てに密告されたのよ」と泣き崩れた。
ウマル君宅から約500メートルのアリサラ市場は、米兵がよく買い物に立ち寄っていた。しかし、雑貨店主サミール・ラスールさん(33)が6月30日に拘束されて以来、米兵は来なくなった。
市場の人たちによると、サミールさんのおい(24)の車を、米兵が突然止め、車内に武器がないか捜索を始めた。その際、車内にあった売上金約20ドルを右太もものポケットに入れた。おいが抗議するとライフルで殴られ、車を拳銃で撃たれた。
「アリババ(泥棒)!」。100人あまりの客が逃げ出す中、そう叫んで米兵に抗議したサミールさんを、米兵は逮捕した。宗教指導者の要請で7月3日、米軍が調査に現れた。現場にいた通訳は「米兵が金を盗むのは今回だけじゃない」と証言したという。しかし、今も釈放されていない。
バグダッドが制圧された4月9日の翌日、サミールさんは米兵と写真を撮った。おいは言う。「最初はみんな米国を解放者と思ったが、今は憎しみしかない。武器があれば戦う」
地元では、6月ごろから米兵の人権侵害がたびたび報道されていた。7月23日には、国際的な人権団体アムネスティ・インターナショナルが、米兵が捜索中に2000ドルを盗んだ▽拘束者に十分な水や食料を与えない▽睡眠を与えず、大音響、強い光に長時間さらす▽尋問中の暴力、などを指摘する報告を公表した。
米中央軍は同27日、米兵4人を捕虜虐待容疑で拘束したと公表。8月3日には、不当な殺害、暴行、盗み、財産の破壊があったことを初めて認めた。市民から2517件の苦情を受け、うち1456件に対し計26万4000ドル(約3000万円)の損害賠償を払った。
ウマル君やサミールさんの事例について米軍の広報官は、「抗議だけで拘束されることはない。何かあったんだろう。一般犯罪者なら赤十字を通じて家族に情報を提供する」と答えた
http://www.asahi.com/international/update/0809/003.html