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●本日の毎日新聞・朝刊2面の「発信箱」コラムに、欧州総局・岸本さんの
「BBCの危機の深さ」と題するコラムが載っています。英国政府が国民を
戦争に動員するために用いた「大量破壊兵器」詐欺をめぐる真相追究のなかで、
デイヴ・ケリー博士が変死した事件をきっかけに、じつは暴露報道を行なった
BBCのほうがブレア政権よりも追いつめられている、という主旨の状況解説です。
岸本さんはこの背景にマードックのようなシオニスト系のメディアの英国支配の
危険性があることを指摘していますが、これは今回の対イラク「戦争」もどき
攻撃をめぐってシオニスト勢力がどのようなメディア戦略を行なったかを眺めると、
その脅威の大きさと不気味さを理解することができるでしょう。
イラク攻撃の直前から顕著になったそうした動きについては、いくつかを紹介して
あったので、ここに示しておきます。
【1】マードック系メディアが対イラク戦争直前の“国連決戦”の
際に米英のメディアで行なった卑劣な情報心理戦についての紹介
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米国大衆メディアが企て始めた「独仏イタチ枢軸」というデマゴギー
http://www.asyura.com/2003/war24/msg/560.html
WA24 560 2003/2/22 02:10:11
シラク仏大統領を「蛆虫」呼ばわりするデマゴギー策動の背景
http://www.asyura.com/2003/war24/msg/568.html
WA24 568 2003/2/22 06:16:04
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【2】結局は実現しなかったようだが、対イラク戦争直前に
米国のシオニストロビーがドイツのテレビ局を購入しようと
急に策動し始めたことを紹介したもの
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米国の強力なシオニストロビー、メディア投資家ハイム・サバン氏がドイツ最大のテレビ局を“お買いあげ”
http://www.asyura.com/2003/war25/msg/969.html
WA25 969 2003/3/15 01:02:04
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【3】英国BBCがシオニストとイスラエル政府を決定的に敵に回す
きっかけとなったイスラエル大量破壊兵器所持問題の告発番組と
その反響について紹介したもの
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英国BBCがイスラエルの極秘核兵器開発と米国などの“駄ボラ基準”的容認を追及する番組を放映
http://www.asyura.com/2003/war25/msg/1133.html
WA25 1133 2003/3/17 00:58:20
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【4】シオニスト勢力による具体的なBBC攻撃を紹介したもの
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イスラエルのケーブルテレビ放送会社が“親シオニスト的”でない英国BBCとの契約を突然打ち切った
http://www.asyura.com/0304/war30/msg/129.html
WA30 129 2003/4/02 07:25:26
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【5】カナダでの、ブナイブリスによるアルジャズィーラ妨害策動
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カナダでシオニストの用心棒どもが、アルジャズィーラの放送を妨害する計画を進めている。
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/595.html
WA31 595 2003/4/11 00:04:23
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●以下は、岸本さんのコラムです――
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http://www.mainichi.co.jp/news/article/200308/08m/018.html
[発信箱]BBCの危機の深さ=岸本卓也
「イラクは45分で生物・化学兵器を配備できる」と英政府は発表してきたが、
それを裏付ける兵器は見つからない。公共放送のBBCが「45分説の採用は
イラクの脅威を誇張しようとした首相側近の仕業だ」と報道した。「虚報だ」
と政府は訂正を求めるが、BBCは応じない。
政府とBBCの闘争の犠牲者がBBCの情報源といわれた国防省顧問の
デビッド・ケリー氏だ。「BBCに何を漏らしたか」と四方八方から追及
されて自殺した。今月から同氏の自殺の原因を調べる司法調査が始まった。
調査の結果しだいで政府やBBCは国民の信頼を失う可能性がある。
しかし、本質的な危機感から言えば、政府よりもBBCの方が深いかも
しれない。政府は国内の放送会社の経営権を外国資本にもっと開放すること
を検討している。「巨大化したBBCは分割民営化され、やがては米国の
放送メディアがBBCを買収する」といううわさも流れている。
米国ではメディア王のルパート・マードック氏の率いるFOXテレビが
イラク戦争報道の視聴率競争で他局を圧倒した。まるでブッシュ米政権の
宣伝機関のようにイラク戦争を美化した。そのマードック氏が英国の放送
メディアを支配下に置こうとしているという。
BBCのダイク社長は「FOXテレビのような偏向した米国メディアの
進出は英国放送界の不偏不党の姿勢をゆがめる」と訴えている。英政府と
BBCの闘争の裏側で世界のメディアを操ろうとする米政府の情報戦略が
うごめいているように思えてならない。(欧州総局)
(2003年8月8日毎日新聞朝刊から)
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