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イラク治安関与、「米は少し下がって」 米国務長官
パウエル米国務長官は7日、バグダッドのヨルダン大使館を標的とした爆弾テロに絡んで「米国人はもう少しうしろに下がるべきだろう」と述べ、イラクの治安に対する責任を米軍からイラク人の手に移行させていくべきだとの考えを示した。米統合参謀本部のシュワルツ作戦部長も「イラクの治安はイラクの警察官に任せるべきだ」との立場を強調した。
ワシントンで外国人記者を集めた会見に臨んだパウエル長官は「フセイン元大統領の息子2人の死で、治安問題が完全に解決するとは誰も思っていない」と述べ、イラクは今後も不安定な治安情勢が続くとの見通しを示した。そのうえで「イラク人は警察組織を立ち上げた。その組織が施設を守ることになれば、多国籍軍が守る必要はなくなる」と語った。
また、シュワルツ作戦部長は同日の定例会見で「バグダッドにある各国の大使館はイラク人が警備すべきだ。イラクには警察官が3万3000人、バグダッドだけで数千人がいる。彼らが問題に取り組むべきだ」との立場を強調した。
一方、ライス大統領補佐官は同日、テキサス州ダラスで講演し、「(イラク再建の)道は険しい。前政権の残党や過激派が進展を阻もうとしている」と爆弾テロを批判した。しかし、「交通網は再建され、経済はよみがえった。数カ月前まで反対意見を言うと罰せられたのに、いまでは150以上の新聞が売り場で競っている」とも述べ、イラク再建が一定の成果をあげていると強調した。 (08/08 15:54)
http://www.asahi.com/international/update/0808/007.html