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イラクテレビのトップ辞任、米国のプロパガンダ戦は失敗と指摘
[ロンドン 5日 ロイター] イラク戦争後に米国の支援で再開したイラクテレビのトップが、米国はイランのような国々や、逃亡中のフセイン元イラク大統領とのプロパガンダ戦争に敗北しつつある、として辞任した。
3カ月前、イラクのテレビとラジオを復活させるため、イラクテレビのトップとしてバグダッド入りした元亡命者のアフマド・リカビ氏は、現状に幻滅してロンドンに戻り、当面は当地に滞在するという。
リカビ氏は、先に放送されたフセイン元大統領の肉声テープに触れ「サダム・フセインは、アルジャジーラやアルアラビーヤなど湾岸のテレビを通じ、より巧みに自己アピールしている」と語った。
同氏は、米国がイラクの放送局に投資せず、現地従業員を維持できていないため、イラクでは、アルアラム(イラン)やアルジャジーラのようなチャンネルの人気が高まっている、と指摘した。
リカビ氏は「イラク人は、イスラム教スンニ派を含め、解放者に反旗を翻す段階にはないが、そのように扇動されているのだ。これらのチャンネルは、イラク国内の緊張を増す一因となっている。これらに対抗するレベルのテレビ放送が必要だ」と述べた。
リカビ氏は、フセイン政権崩壊後初めての放送を行い、米兵がバグダッドの空港に設置した送信機から「新しいイラクへようこそ」という声が聞かれた。