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http://www.asahi.com/international/update/0806/001.html
英首相報道官、自殺博士を「夢想家」 辞任要求騒ぎに
イラクの大量破壊兵器をめぐる脅威を誇張した疑惑をめぐり、英首相報道官が、自殺したデービッド・ケリー博士(59)を「夢想家」呼ばわりしたことが5日に発覚、報道官への辞任要求騒ぎに発展している。
問題になったのは、2人いる報道官の一人トム・ケリー氏。オフレコの発言で報道陣に、ケリー博士を、邦題『虹を掴(つか)む男』という映画で俳優ダニー・ケイが扮した主人公ウォルター・ミッティにたとえた。ミッティは、普段はダメ男だが、自分をヒーローと夢見る男という設定。この発言は4日、官邸の匿名の情報源の話として報道され、博士の友人らから「故人を侮辱するもの」などの反発が上がり、ケリー報道官が認めざるを得なくなった。
政府はこれまで、疑惑報道を続けたBBCを「うそつき」と非難してきた。しかし報道官の発言は、不利な立場にある政府が、今度は「ケリー博士が夢想を抱いて政府とBBCを混乱させた」というシナリオに世論を誘導するものと受け取られた。このため、労働党内からも批判があがり、「犠牲者の博士を悪漢に仕立てようとするもので許し難い。報道官は辞任すべきだ」(グレンダ・ジャクソン議員)との声が出ている。
ケリー博士の葬儀は6日に行われるが、博士の名前を報道陣にもらした張本人とされるフーン国防相は休暇で欠席の予定。この点についても批判が高まっており、5日付の英紙タイムズに掲載された世論調査で、与党労働党の支持率は前月を2ポイント下回る34%となり、過去16年間の最低記録と並んだ。 (08/06 01:16)