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(回答先: イスラエル PLO議長府 包囲(アルジャジーラ) 投稿者 はまち 日時 2003 年 9 月 11 日 21:57:59)
注・この記事は、パレスチナ現地時間昨日のものなので、先のアルジャジーラのものより古いです。記はまち
イスラエル、議長府の包囲検討…全面対決に逆戻りも
【エルサレム=当間敏雄】連続自爆テロに対する報復として、イスラエル政府は10日、イスラム原理主義組織ハマス幹部への空爆に踏み切ったが、同政府は、さらに、アラファト・パレスチナ自治政府議長に対する軍事作戦も検討していると伝えられており、中東情勢は、イスラエルと自治政府が全面対決する1年半前の事態に逆戻りする懸念も出てきた。
自治政府首相に指名されていたアハメド・クレイ・パレスチナ評議会議長は同日、正式就任を表明したが、イスラエル政府は同首相就任による事態打開の希望は全く抱いていない。
イスラエル国内では、対イスラエル武装闘争の放棄を訴えていた自治政府のアッバス首相がアラファト議長によって辞任に追い込まれた直後に自爆テロが相次いだことで、議長こそ和平進展を阻む元凶とみる空気が強まっている。
このため、自爆テロで事実上の犯行声明を出したハマスへの「全面戦争」と並行して、議長を政治的に無力化するための何らかの軍事行動は不可避だとの見方が強い。今のところ、昨年実施されたヨルダン川西岸ラマッラの議長府の完全包囲などが選択肢として挙がっている。
10日付のイスラエル紙によると、シャロン首相は訪問先のインドで、クレイ氏には「今の状況では会わない」と述べ、過激派解体への具体的な行動に出ない限り交渉相手として認めない姿勢を示した。
クレイ氏は首相就任の条件として過激派への攻撃停止などを要求、「イスラエルの命令には従わない」としていた。だが、同氏を望まない相手に条件を出すこと自体、失笑をかう始末で、政権発足前からイスラエルとの接点すらつかめない状況といえる。
イスラエルのシャロン政権は、かつて、アラファト議長の率いる自治政府を「テロ支援団体」として攻め立てた。クレイ氏による政権発足が確定したが、イスラエルに軍事行動を思いとどまらせる契機となる可能性は低いとみられる。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030910i114.htm