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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030910id27.htm
政権のイラク戦後見通しに批判続出…米上院公聴会
【ワシントン=菱沼隆雄】米上院軍事委員会で9日、治安悪化が問題となっているイラクの戦後復興に関する公聴会が開かれ、強硬な対イラク政策を主導してきたウォルフォウィッツ国防副長官らに対して、「見通しが甘すぎたのではないか」との批判が相次いだ。
ブッシュ大統領が、イラク関連の追加予算870億ドルを議会に求める方針を明らかにしたことに関連し、民主党のレビン議員は、「ばく大な金額。国民にとってのみ込むことが難しい苦い薬だ」と論評。公聴会に証人として出席したウォルフォウィッツ国防副長官を名指しで、「(開戦前の)今年3月には、イラクは自前で再建費用を出せるなどと証言したが、バラ色のシナリオとはまさしくこのことだ」などと糾弾した。
同党のケネディ議員も、ブッシュ大統領が戦闘終結を宣言した後も、米軍の犠牲が続いている点を取り上げ、「だれかが説明責任を負うべきだ」と批判した。
共和党からもマケイン議員が、「(ブッシュ政権は)明らかに、米国が戦後、直面する問題を過小評価していた」と断じた。これに対し、同副長官は、「(政権内の)だれも、戦後のことなど予言していない」と反論しつつ、追加予算の早急な議会承認がイラクの安定につながるとの見方を強調した。
(2003/9/10/23:24 読売新聞