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(回答先: アルカイダ幹部が米攻撃を明言 (ロイター) 投稿者 はまち 日時 2003 年 9 月 11 日 16:34:21)
同時テロから2年、NYで「追悼」と「警戒」
3000人以上の人命を奪った米同時テロから丸2年を迎え、米国では11日の追悼式典を前に10日夜(日本時間11日朝)から様々な式典が始まった。だが、遺族の神経を逆なでするように、犯行を実行したとされる国際テロ組織「アル・カーイダ」は最高指導者ウサマ・ビンラーディンの健在ぶりを誇示する映像を流し、テロとの戦いが道半ばであることを印象付けた。(ニューヨーク 館林牧子、エルサレム 久保健一)
2年前、世界貿易センタービルが崩落する被害を受けたニューヨークでは、10日夜から遺族らによるキャンドルサービスや周辺住民らによる記帳が行われた。
ニューヨークのユニオンスクエア前には、犠牲者の写真を胸につけた遺族や一般市民ら数百人が小型ライトを持って集まり、「グラウンド・ゼロ」まで約4キロ・メートルの道のりを静かに行進した。めいをテロで失った同市内のビル・ヒーリーさん(56)は「いまだに夜眠れない時があり、精神的後遺症に悩んでいる。みんなが集まってくれることで心の支えになる」と話した。
一方、「グラウンド・ゼロ」に隣接し、8人の犠牲者を出した住宅地バッテリー・パーク・シティーでは同日夕から街の広場で住民が大きな白い布に思いを書き連ねた。
◆正副大統領は追悼式典に参加せず◆
だが追悼の米国に、アル・カーイダはしつこくからみつく。チェイニー副大統領は、11日午前に「グラウンド・ゼロ」で開かれる追悼式典への出席を、10日になって取りやめた。ニューヨーク市側の説明は、「警備強化で犠牲者遺族が会場に入るのが遅れるのを防ぐため不参加を要請した」というが、副大統領を狙ったテロの脅威に対応したものと見られる。ブッシュ大統領も不参加で、追悼式典に正副大統領の姿を欠く「テロ2年後」の米国の姿には、テロの脅威が影を落としている。
◆ビンラーディンは健在?アル・ジャジーラが映像放映◆
一方、カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」は10日夜、国際テロ組織「アル・カーイダ」を率いるウサマ・ビンラーディンとナンバー2のアイマン・ザワヒリと見られる人物のビデオ映像を放映した。
ビデオには、2人が険しい山道をつえを使いながら下りる様子が映し出されている。これとは別の録音テープでビンラーディンと見られる人物は、ムハンマド・アターら米同時テロ実行犯の名前を挙げ、「イスラム教を忠実に勇気をもって信奉したい者は、彼らにつき従うべきだ」と対米攻撃を呼びかけた。
アル・ジャジーラは、映像がアフガニスタン山中で今年4月末から5月上旬にかけて撮影されたとしている。ビンラーディンとされる人物は、同時テロ直後に度々放映されたビデオと比べ顔色も良く、健在ぶりを誇示する狙いは明らかだ。
同時に放送されたザワヒリの声明とされる録音テープは、「本当の戦いはまだ始まっていない」「米国人をイラクの墓場に葬り去れ」などと、ジハード(聖戦)を呼びかけた。