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【ジャカルタ=黒瀬悦成】インドネシアの首都ジャカルタ中心部にある米国系高級ホテル「J・W・マリオット」のロビー前で5日午後零時40分(日本時間同2時40分)ごろ、強力な爆弾がさく裂、被害者の救出にあたったインドネシア赤十字関係者によると、少なくとも13人が死亡、149人が重軽傷を負った。死者にはオランダ人1人が含まれているとの情報もある。
爆発の衝撃で、33階建てのホテル建物の表側窓ガラスの大半が吹き飛んだほか、隣接する商業ビルも爆風で損傷した。死傷者は、さらに増える見通し。ジャカルタの日本大使館によると、同日夜現在、死傷者に日本人がいるとの情報はないが、さらに確認を進めている。
インドネシア国家警察のダイ・バクティアル長官は記者団に対し、「爆弾はロビー前の車寄せにいたワゴン車の中に仕掛けられていた」とテロ事件だったことを明らかにした上で、「現場付近に黒こげの人体の一部が残されていた」と語り、自爆テロの可能性も含め調べていることを明らかにした。
また、ハムザ・ハス副大統領は「米国の国益を破壊する意図があったと思われる」と語った。犯行声明は出ていない。
インドネシアでは、昨年10月、バリ島で200人以上が死亡する爆弾テロ事件が発生。首謀者とされる東南アジアのイスラム過激組織「ジェマア・イスラミア」(JI)の構成員に対する最初の判決が7日に言い渡される予定で、治安当局は、イスラム過激派による報復テロの恐れもあると見て警戒を強めていた。
現場一帯はジャカルタでも有数のビジネス街で、地元の大手通信会社の本社ビルなどが立ち並ぶほか、外国大使館が点在、政府・軍の要人も多く住む。
被害にあったホテルは2001年9月にオープンしたばかりの高級ホテルで、米国人など外国人ビジネスマンも多数利用するという。
(2003/8/5/21:17 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030805i112.htm