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金正日総書記:
柔軟姿勢示していた 多国間協議に
【北京・浦松丈二】北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記が7月14日、中国政府特使として訪朝していた戴秉国外務次官に対し、核問題をめぐる多国間協議に応じる姿勢を示していたことが分かった。また、北朝鮮が米、朝、中、日、韓、露の6カ国協議受け入れを伝えてきたことを受け、中国側は9月上旬に北京での開催を目指し、関係国と日程調整を進めている。
中国外交筋が1日明らかにした。金総書記本人が多国間枠組み容認を表明していたことが判明するのは初めて。米国などからの圧力をかわし、対話路線を選択する意思を明確に示し、6カ国協議受け入れにもつながったとみられる。
中国側は金総書記本人が多国間協議容認姿勢を表明したことを受け、米国などが主張していた米朝中に日本と韓国を加えた5カ国協議から、ロシアを含む6カ国協議に方針を切り替え、調整を本格化させた。
金総書記が戴次官との会談でロシア参加を要求したかどうかは不明だが、次官が先立って訪露していることから、ロシアの役割についても何らかの意見交換が行われたことは間違いない。
外交筋によると、6カ国協議の前に今年4月に開いた米朝中3カ国協議を再度開くかどうかなど詳しい形式は決まっていないという。中国側は9月上旬までに多国間協議の議題を含め、関係国間の意見調整を進めていく方針だ。
戴次官は7月12日に北京からチャーター機で平壌入り。金正日(キムジョンイル)総書記と14日に会談したほか、15日までの訪問中に金永南(キムヨンナム)・最高人民会議常任委員長や白南淳(ペクナムスン)外相、姜錫柱(カンソクチュ)第1外務次官とも会談した。
[毎日新聞8月2日] ( 2003-08-02-03:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030802k0000m030162000c.html