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「責任感じる」 情報操作疑惑でライス補佐官が陳謝
イラクのウラン購入計画という不確実な情報が大統領演説に盛り込まれた問題で、ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は30日、公共放送PBSに出演し、「点検の過程に問題があった。責任を感じている」と陳謝した。ブッシュ大統領は同日の会見で「情報を総合的に検討して開戦を判断したのは自分だ」と述べた。
ホワイトハウスは「ウラン問題」は小さなミスだったという点を強調し、議会やメディアによる疑惑追及の火消しを狙っている。大統領の夏休み入り前のこの日の補佐官らの発言で、一連の情報操作疑惑に幕を引きたい考えだ。
昨年10月の大統領演説で削除された「ウラン購入計画」が、1月の一般教書演説で復活したことに関し、ライス補佐官は点検時に問題があったことを認めながら、「大統領が強調してきたことの信頼性をおとしめた。今回の問題では全般的な責任を感じる」と陳謝した。
一方で、「イラクの脅威を意図的に強調したのでは」という情報操作疑惑について補佐官は「信頼できない情報を大統領演説に盛り込みたいとは望んでいなかった」と強く否定。「ウランさえ手に入れれば、イラクが10年以内に核兵器を持つ危険性があった」と、差し迫った脅威があったことを改めて強調した。
10月の演説前に米中央情報局(CIA)が電話やメモで削除を忠告していた点について、ライス補佐官は「当時は知らなかった」と釈明。今後は人間の記憶に頼らず、演説のチェック体制を厳しくすると説明した。 (07/31 16:27)
http://www.asahi.com/international/update/0731/015.html