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朝鮮戦争休戦協定50周年の27日、北朝鮮は記念の閲兵式(軍事パレード)を平壌で行わなかった。北朝鮮の政府関係者の間に、「世界に平和的な姿勢を宣伝するため」パレードは行わないという金正日総書記の意向が、事前に伝わっていたことがわかった。
直前の平壌で練習が行われていないことをいぶかった訪朝者に、北朝鮮政府関係者が「側近らが『示威をしましょう』と軍事パレードの開催を提案したが、金正日総書記は『世界的に注目されている時だからこそ、かえって平和的な姿勢を宣伝しなければならない』と答えられた」と話したという。
平壌では27日、北朝鮮の指導者らが「祖国解放戦争(朝鮮戦争)勝利記念塔」など4カ所に献花したほか、政府が駐在の各国外交代表を招いて宴会を催した。
40周年時には、同市の金日成広場で閲兵式とデモ行進があった。中国からは、当時の胡錦涛(フー・チンタオ)中国共産党政治局常務委員(現国家主席)や遅浩田・国防相らが参加した。今回は「半世紀」という大きな節目でありながら、軍事パレードが見送られ、そのことから中国からの高位の代表団派遣も見送られた模様だ。
軍事パレードを開かなかった理由は明らかにされていない。経済困難に加え、核開発問題をめぐって中国が平和的な解決を目指し米朝を仲介していることから、米国を刺激することを避けたという見方もある。 (07/29 10:10)
http://www.asahi.com/international/update/0729/003.html