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米国の最新迅速配置攻撃部隊の「ストライカー(Stryker)」戦闘旅団の一部部隊が今月31日、初めて韓半島に派遣され、訓練を受けるのは、在韓米軍の再配置および部隊の性格の変化の予兆と解釈されている。
ストライカー部隊は世界の紛争地域に、C−130輸送機などを使って96時間以内に迅速に配置できるよう軽量化されているのが特徴。既存の歩兵または機械化部隊に比べ、M−1戦車などの重装備を保有しない代わり、「ストライカー」と呼ばれる8輪駆動の装甲車に105ミリ砲などを装着、パンチ力を備えた機能性の優れた部隊だ。
専門家らは今後、在韓米軍が第2師団を漢江(ハンガン)の以南に再配置することにより、第2師団所属の2つの旅団のうち1つをストライカー旅団に再編し、北東アジア地域での紛争発生時に迅速に投入、一種の「機動打撃隊」として活動させる可能性が高いと予想されている。
これは在韓米軍の性格が既存の「対北朝鮮抑止の役割」から脱皮し、北東アジアの「まとめ役」の役割までもを担当するというもので、韓半島統一後までを念頭に置いた布石の意味を持つ。
先月はじめに開かれた韓米同盟政策構想協議の第2回目の会議で、韓米両国が米第2師団を漢江以南に再配置する場合も、一定規模の米軍部隊を漢江以北訓練場に循環配置し、持続的な駐留効果を得るようにしたのも、このストライカー部隊を念頭に置いたものと、分析されている。
今回派遣されるストライカー部隊は、米ワシントン州のフォート・ルイス(Fort Lewis)にある米第2師団3旅団所属で、韓半島の有事の際、韓国に出動する米国の増援部隊のうちのひとつだ。
ストライカー部隊は99年にエリック・シンセキ陸軍参謀総長が「21世紀型の先端米陸軍」の建設と「迅速な世界紛争対処」のために創設したもので、第2次世界大戦およびベトナム戦の戦争英雄の名を取っている。
第2師団3旅団は韓国に配置されていたが、92年の在韓米軍縮減計画によって米国本土に撤収している。ストライカー部隊再編のテスト部隊に選ばれ、最近、再編および評価作業を終わらせた。
米国は2006年まで計40億ドルを投資し、第25師団1旅団など6つの旅団をストライカー部隊に再編している最中であるか、改編する計画だ。
?龍源(ユ・ヨンウォン)記者
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/07/28/20030728000051.html