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【ターバ(エジプト東部)27日共同】アラブ諸国にエジプトの天然ガスを供給するためのパイプラインが同国北部アリーシュからヨルダン南部アカバまで完成、エジプト東部ターバで27日、ムバラク・エジプト大統領やアブドラ・ヨルダン国王が出席して開通式が行われた。
開通したのは両国にシリアとレバノンを加えた4カ国合同事業「アラブ・ガスパイプライン」の一部で、エジプトからの天然ガス輸出は今回が初めて。ヨルダンやシリアのエネルギー需要の主要部分は、イラクの旧フセイン政権が「友好価格」で輸出した原油が占めてきたが、政権崩壊でイラク依存からの脱却を余儀なくされ、同パイプラインが新たな燃料供給ルートとして期待されている。
アリーシュ−アカバ間は2001年に着工し、全長263キロ。ターバ−アカバ間はイスラエル領を避けて海底を通した。総工費は約10億ドル。(共同通信)
[7月27日19時23分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030727-00000082-kyodo-bus_all