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http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=537397
[フィリピン] 軍内部でクーデター計画 大統領が緊急会見
2003 年 7 月 27 日
【マニラ井田純】フィリピンのアロヨ大統領は26日、緊急の記者会見を開き、国軍内部でクーデター計画が進行していることを明らかにした。国軍によると、若手将校ら数十人が武装して軍を離脱し、行方がつかめていない。比大統領府周辺では同日夜、軍、警察部隊が厳戒態勢を敷いた。01年1月のアロヨ政権成立以降、クーデターのうわさは、たびたびあったが、武装将兵の具体的行動が公表されたのは初めて。事態収拾に手間取れば、政権の危機につながる可能性も否定出来ない。
アロヨ大統領は26日、緊急閣議を招集して対策を協議した。また軍や国家警察上層部の忠誠を確認した。大統領は会見で「国軍、国家警察に、ならず者の若手将校たちを拘束するよう命じた」と語った。大統領を支えるカトリック勢力や市民団体も会合を開き、国民に政権を支持するよう呼びかけた。一方で、アロヨ政権に不満を持つエストラダ前大統領支持者らの間では、クーデターを計画した将校らを支持する動きも出ている。
国軍によると、国軍士官学校を94〜96年に卒業した10人程度の若手将校に陸海軍兵士が加わった計40〜50人程度がクーデター計画に加わったとみられるが、その後、グループは百人単位に増えているとの情報もある。また国軍は「現職、元職の上院議員が背後にいる」と主張。エストラダ前政権の国家警察長官である、ラクソン上院議員、軍出身でアキノ政権時代のクーデター首謀者のホナサン元上院議員らが、現政権下での冷遇や軍内部の腐敗に不満を持つ将校に蜂起を促したとの見方が有力視されている。ラクソン、ホナサン両氏はともに来年の大統領選出馬を表明している。
アロヨ大統領の支持率は最近回復傾向にあり、一度は不出馬を表明した次期大統領選への立候補を求める声が高まっている。これを受けて、アロヨ大統領は、10月に予定されるブッシュ米大統領のフィリピン初訪問の前後に、不出馬を撤回する可能性が指摘されている。今回の若手将校の行動は、こうした大統領側の動きに対抗して、軍を混乱に陥れて政権を一気に弱体化させようとの狙いもうかがえる。
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http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=537892
フィリピン反乱] 人質を全員解放 大統領の投降要求は拒否
2003 年 7 月 27 日
フィリピンのマニラ首都圏マカティ市で27日午前3時(日本時間同4時)ごろ、武装した軍兵士数十人が大型商店街の一角にある高級ホテル兼マンション「オークウッド」を占拠し、アロヨ大統領辞任などを要求。兵士は近くの駐車場などに高性能爆薬C4とみられる爆発物を設置し、日本人を含む多数の人質を取って立てこもった。
サンチャゴ前軍参謀総長や上院議員らが兵士側と交渉。人質約200人が同日午前9時(同10時)すぎから順次解放された。反乱兵士側は「捕虜全員を釈放した」と述べ、人質全員を解放したことを明らかにした。
同ホテルは306室あり、国際協力事業団(JICA)は、滞在していた日本人関係者8人が無事退避したのを確認。オーストラリアのルース・ピアス駐フィリピン大使も一時人質になった。
大統領は27日、テレビの緊急演説で、同日午後5時(日本時間同6時)までに投降するよう要求、応じなければ武力に訴えると述べた。しかし兵士らは「われわれは自分たちを守るため爆発物を設置した」と述べ、投降を拒否した。(マニラ共同)
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【大局的な視点からみると……】
マルコスを「倒した」people's power が実は米軍顧問団指導の
オペレーションだったことは周知の事実。
あのときはフィリピン沖に米海軍の艦船が待機して、マルコスに
圧力をかけながら「クーデタ劇」が進められた。
人民の勝利だの、民主主義の勝利だのと湧いていた香具師等は
現実が見えないバカ揃いだ。
今回も、東南アジアの要衝たるべきフィリピンが米国の言うことを聞かないので
恫喝をかけているにすぎない。これでも現行政権が対米自立を進めるようなら
アロヨについての「スキャンダル」が噴出してマスコミが大衆反乱を煽り、
革命祭りが演出されて親米政権に変わる。……それだけのこと。