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北朝鮮が今月8日にニューヨークで行った米国との非公式接触の中で、米朝対話が進まない場合には近く核実験を行う用意がある、と伝えていたことがわかった。日本政府もこの事実を把握している。北朝鮮に核実験の能力があるかどうかは不明だが、政府は多国間協議を早期に実現させ、事態が悪化しないよう全力を挙げる方針だ。
複数の日朝関係筋が明らかにした。それによると、北朝鮮の韓成烈(ハン・ソンリョル)国連代表部次席大使が米国のプリチャード朝鮮半島和平協議担当特使と8日に接触した際、「これ以上、米国が我が国に対して圧殺政策を続けるなら、近い将来、我が国も対抗措置を取らざるを得ない。例えば核実験だ」と語った。核保有を宣言したり、核関連物質や兵器を輸出したりすることも示唆したという。
特使が「なぜそういう行動に出るのか」と尋ねると、韓次席大使は「本国の政策であり、私が意見を述べたり止めたりできるものではない。伝えるだけだ」と答えたという。米政府は、このやり取りを外交ルートで日本政府に伝えた。
また、米クリントン政権当時の北朝鮮担当者が最近、北朝鮮から得た情報として日本政府関係者に伝えた話によると、山間部の岩山にトンネルを掘って爆発させる計画で、北朝鮮の建国記念日に当たる9月9日の前にも実施する可能性があるという。
日本政府は、北朝鮮に核実験能力があるかどうかは確認できないが、「実験が行われれば、北朝鮮を非難する国内外の世論が強まり、外交的解決が難しくなるのは確実」(政府関係者)と判断。米朝中の3カ国協議の直後に日韓などが加わる多国間協議を8月にも実現させ、対話の舞台を整えたい考えだ。
(07/26 06:11)
http://www.asahi.com/international/update/0726/003.html