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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030725id22.htm
英首相側近が辞意伝達?…情報操作疑惑の中心人物
【ロンドン=飯塚恵子】英BBC放送は25日、ブレア英首相の“懐刀”アレスター・キャンベル報道戦略担当局長が24日夜、首相と会談し、辞意を伝えたと報じた。
キャンベル氏は、自殺者まで出たイラク大量破壊兵器をめぐる情報操作疑惑の中心にいた人物だが、ブレア首相にとっては1994年の労働党党首就任以来、報道対策を一手に引き受け、首相の相談相手にもなってきた側近中の側近。BBCは「ブレア政権の一つの時代の終わり」と報じた。
BBCは、この報道について首相官邸が「BBCの“希望的観測”だ。BBCは本筋から外れてゴシップを報道している」と否定したことも報じた。
BBCによると、キャンベル氏は、疑惑をめぐって自殺した英国防省顧問の事件を調べる独立調査委員会で「自らの潔白を証明した後」、今秋にも辞任する考えをブレア首相に伝えたという。キャンベル氏は英大衆紙デイリー・ミラーの政治担当デスクから引き抜かれ、ブレア氏が野党時代の労働党党首に就任した94年から公式スポークスマンとなった。97年のブレア政権誕生以降は政策面でも首相に助言し、「真の副首相」と呼ばれるほどの影響力を持ってきた。
(2003/7/25/22:42 読売新聞