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(回答先: ワシントンポスト:米議会911報告書詳報:pdfファイルで全文:CIA, FBI、ハイジャッカー逮捕に失敗。 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 25 日 07:43:15)
FBI予兆逃す、CIAと連携の悪さも指摘 米テロ報告
01年9月の同時多発テロ事件に関する事前情報を洗い直していた米上下両院の情報特別委員会は24日、米連邦捜査局(FBI)関係者がテロの予兆となる情報をつかんでいたにもかかわらず、テロを事前に防ぐことができなかったとする約800ページの報告書を発表した。テロ直前にビンラディン氏の組織が米国の関係施設を攻撃しようとしているという情報が、複数の政府高官に伝えられていたことも判明。国内担当のFBIと国外担当の米中央情報局(CIA)の連携の悪さなど構造的問題を指摘し、抜本的改善を勧告している。
イラクの大量破壊兵器をめぐる情報操作疑惑ではCIAの責任が問われており、ブッシュ大統領にとって2大情報機関の見直しが当面の重要課題になりそうだ。
報告書は新事実としてFBIの情報提供者がカリフォルニアで、ハイジャック容疑者2人と長い間、接触していたことなどを明らかにしている。CIAはテロリストの疑いがあった2人が入国したという情報をもっていたにもかかわらず、2人の名前を監視対象リストに載せなかった。このため、FBIには2人が米国にいるという情報が伝わらず、2人と事前に接触していながら情報収集する機会を逸してしまった。
そのほか、01年の春から夏の間、ビンラディン氏とアルカイダが近く米国を攻撃しようとしていることを示唆する情報が著しく増えていたことも指摘。国内でのテロの可能性を示していたのに、情報機関は米国の海外施設に対するテロと見なしてしまった。
さらに、少なくとも94年以来、テロリストが飛行機を武器として使うテロを計画しているという情報を入手していたが、情報機関がその情報を正当に評価したり、政府が対応策を練ったりすることはなかったという。
結論では、同時多発テロの具体的な時間や場所、内容を特定するような情報はなかったとしながらも、十分に検討すれば明らかに同時多発テロにつながる情報があったと判断。しかし、情報機関が情報を生かすことができず、テロリストの入国を拒んだり、ハイジャック容疑者を拘束したりしてテロを防ぐ機会を逃したと指摘している。 (07/25 03:07)
http://www.asahi.com/international/update/0725/003.html