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イラクで米兵襲撃北部に拡大、2日で5人死亡
【バグダッド=新居益】フセイン元大統領の長男ウダイ氏と二男クサイ氏の死亡が確認されたばかりのイラクで、23、24の2日連続で米兵襲撃事件が起こり、計5人が死亡した。
24日には両氏急襲が行われた北部モスル近くで、急襲作戦を敢行した米陸軍第101空てい師団所属の兵士3人が攻撃を受けて死亡。両氏の死亡がフセイン派残存勢力に打撃を与え、ゲリラ活動が沈静化するとの期待は、早くも打ち砕かれた格好だ。
米中央軍の発表によると、24日の事件は、モスルの南約70キロのゲイヤラで発生。移動中の同師団の車列がロケット弾などで攻撃された。現場からは、ロケット弾2発とカラシニコフ自動小銃1丁が発見された。
米軍への攻撃はこれまで、首都バグダッド北西に広がる「イスラム教スンニ派三角地帯」に集中し、モスルなど北部は比較的平穏だった。ウダイ、クサイ両氏がモスルで死亡後、攻撃地域が北部に拡大した形だ。また23日の襲撃で死亡した2米兵のうち1人も同師団所属とされ、残存勢力による報復との憶測も出ている。
イラク駐留米軍のシールズ報道官(大佐)は本紙に対し、「(最近の米軍への攻撃は)件数が減少する一方、熟練度が向上しているのが特徴」と語った。
同報道官はその一方で、旧政権下の治安機関などの残存勢力が各地で独自に活動していると指摘、フセイン元大統領ら旧政権中枢が指揮命令系統を維持しているとの見方は否定した。
こうした残存勢力の多くは、「米軍への攻撃を継続すれば、いずれはフセイン政権復活の可能性が開かれると信じている」(統治評議会筋)と見られ、ウダイ、クサイ両氏の死亡確認は「残存勢力の活動を鈍らせる」(同筋)との期待が出ていた。
(2003/7/25/00:12 読売新聞.yomiuri.co.jp/world/news/20030724id26.htm