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【ニューヨーク高橋弘司】国連安全保障理事会は22日、イラク復興の現状や課題などを協議し、先に発足した「イラク統治評議会」の代表団から現地報告を受けた。同代表団は国連の議席申請を行っていないものの、国連内でイラク復興問題の責任者を務めるデメロ事務総長特別代表はじめ、多くの安保理理事国がその出席を「復興に向けた一歩」と歓迎した。統治評議会は当面、イラクの代表として追認された形だ。
この日の安保理には、反フセイン派組織「イラク国民会議(INC)」代表のチャラビ氏、元外相のパチャチ氏、元国連代表部の外交官のハシミ氏(女性)の3人が姿をみせた。
このうち、スポークスマン役のパチャチ氏が独裁下にあったフセイン政権時代を振り返り、「国民は何十年間も否定され続けてきた自由を今、感じている」などと演説した。関係者によると、団長格のチャラビ氏は長く米国から支援を受けてきたため、中立性の観点から演説を認められなかったという。
デメロ氏はイラクの現状報告の中で「選挙や憲法起草がイラクの将来のカギだ。イラク人が議題を掲げ、国連が支援することが大切だ」と指摘しており、統治評議会を当面、国連のパートナーと位置づけ、復興を急ぐ方針を強調した。ネグロポンテ米国連大使らも、同代表団について「イラク国民を広範に代表したもの」と事実上、認知する姿勢を示した。
[毎日新聞7月23日] ( 2003-07-23-14:40 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030723k0000e030067000c.html