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このところ頻発している不審な死亡事件、議員パージなどの傾向
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投稿者 デジャヴュ 日時 2003 年 7 月 20 日 20:27:11:

辻清美氏の大げさで不当な逮捕「劇」は社民党への政治恫喝であり、
土井氏そのものへの殺人的な恫喝でもあるでしょうが、これと似たような
ことは90年後半から91年前半にかけても起きています。

当時、 土井体制の社会党は、それこど不気味なほど無闇に「元気」がよく
“筑紫哲也プロデュース”による「元気印」「元気丸」の象徴的存在でした。
しかし湾岸危機への日本軍派兵を「ダメなものはダメ」と反対したことから
空想的理想主義だとメディアから一斉に攻撃を受け、たちまち「没落」して
しまいました。もっと正確に言えば、メディアが「土井憎悪」を煽り、土井は
政治的になかば暗殺されたのでした。そのメディアによる世論操作の手口は
オーウェルの「1984」に出てくる“3分間憎悪”のやりかたそっくりでした。

辻清美叩きも、これと同じ手口が使われましたが、この10年の間に大衆メディアに
画期的な変化がでてきました。つまり2ちゃんねるの異常な増長です。
あらためて考えてみると、2ちゃんねる掲示板ばかりが異常に増長して、まさに
「オルタナティブな大衆メディア」に成長したのは、不自然であり不思議でもあります。
いまや2ちゃんねるは、主要な週刊誌のワイド特集などのネタ元になっており、
要するに、2ちゃんに「エサ」を仕掛けて「祭り」を演出すれば、それを全国メディア
が取り上げて全国レベルのメディアイベント(国民的大事件)にデッチ上げて政治や
警察権力を動かすことが可能な状況になっています。その2ちゃんをマスメディアで
宣伝し、限られた人々の掲示板をたちまち国民的掲示板にしてしまったのは、まさに
ニュースメディア(とくにテレビ)の力でした。

2ちゃんねるは、「塩爺」ブームを巻き起こしたときの「祭り」のマトリックス(母胎)
として機能しましたし、ウェブ世論調査への投票数を操作してインチキ世論の幻想を
作り出すこともずいぶんと行なってきました。(田代まさしをTIMEの「今年の顔」に
するというような悪戯もふくめて。) 意図的な部落差別や民族差別・排外主義の
扇動も一貫して行なわれ、ますます勢いづいています。(その無闇なやり口は組織的
扇動と見るのが合理的であろうと思います。) 辻清美叩きも、その周辺の人脈に関する
誹謗中傷データの配布をふくめ、執拗に続けられ、ニュース系の板などで延々と「祭り」
が続いていたものでした。(今も「祭り」という形で続いています。)

こうした誹謗中傷目的のデータ貼り付けによるネット世論の誘導工作は、阿修羅に対しても
執拗に試みられましたが、ここでは「祭り」をデッチ上げることは失敗したようです。

2ちゃんねるは、鈴木宗男の政治的暗殺に関しても「ムネヲハウス」という疑似サブ
カルチャーを創り出すことで、かなり決定的な役割を果たしました。結果的に2ちゃんで
強烈なバッシングに遭っているのは、米国政権の利益追求によって「邪魔」な存在ばかり
であるというのは興味深い現実です。2ちゃんを巨大な「国民的メディア」に作り上げて、
それを利用して世論や政治の流れを操作し、用済みになったら「ナチスの最期」みたいに
「公衆の敵」にそれこそ祭り上げて、潰してしまうという工作が、進められてきたのかも
しれません。

ケネディ兄弟の暗殺ばかりでなく、ワシントン・ポスト紙がニクソンのスキャンダルを
追いかけて辞任にまで追いつめた“調査報道の勝利”についても、我々は再考が必要かも
しれません。あのときにニクソンを追いつめたワシントン・ポストの新人記者は、米軍
の諜報関係部署から入社したばかりの人物でした。「ディープスロート」からの情報を
手がかりに「大統領の陰謀」を暴いていったという話になっていますが、ベトナムからの
撤退を決めたニクソンを政治的に暗殺するために、軍部がメディアを利用したという
告発も出ているのです。

ニクソンの政治的暗殺とほぼ同時期に噴出したロッキード事件も、あらためて注目すべき
謎めいた事件でした。発端はまったく不自然な秘密書類の「誤送」だったわけですから。
日本ではロッキード事件の余波で「民族派」の田中角栄が政治的に暗殺されました。
その中心的な扇動媒体になったのは文藝春秋であり、そこの“エージェント”だった立花
隆でした。立花は「田中角栄の研究」に続いて日本共産党や中核派&革マル派などの「研究」
と称する公安レポートもどきを“調査報道”と称して次々と発表し、70年代の政治的な
墓堀り人夫役を務めたわけです。彼がどういう思惑でそういう傾向の仕事をしたのかは
病跡学的に興味深い問題ですが、それはさておき、“立花組”の集団的なワークを支えた
のは文藝春秋であり、その背後にこれを利用した色々な政治勢力もいたのかもしれません。

ロッキード疑惑でどれほどの人間が不審死を遂げたか? オウム教団が出した死者の数を
軽く凌駕しています。奇妙な「自殺」も多いわけです。そしてメディアは沈黙を守りました。

9/11騒動以来の米国主導のグローバル不正規戦争の展開の中で、日本でも周知のように
NHKの解説委員がNHK放送センター内で、不審な落下事故で死んでいます。もうひとつ、
9/11直前に、外資系某金融機関の日本人重役の息子と結婚していた元日本テレビのアナウンサー
がやはり不審な死に方をしています。(これは偶発的かもしれないが、WTC「テロ」事件と
何らかの関係があったのかも知れない。)


大量破壊兵器ペテン疑惑の鍵を握っていた英国のケリー氏が要領の得ない「手首の傷」で
不審死を遂げたのは、なんだか「切り裂きジャック」を連想させますね。自殺なら服毒とか
首吊りとか銃という確実な方法があっただろうに、なぜ手首を切ったのか? 
そして手首を切った程度でなぜあっさりと(たとえ睡眠薬などを服用していたとしても)
死ねたのか?
英国の知識人には自殺する人がけっこういるのですが、手首を切って死ぬというのは
あまりないような気がします。服毒とか銃を使うことが多いように思えるのですが……。

「切り裂く」というのは、わかる人にはわかる、一種の象徴的な“儀式”だったのかも
しれません。 つまり「見せしめ」。

「見せしめ」という観点から、日本で起きている議員たちへの政治暗殺や、裏稼業の連中
の惨殺事件を見ると、興味深い視野が開けてくるかもしれません。

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