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(回答先: ケリー氏:自殺を示唆 英警察当局 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 7 月 20 日 03:18:14)
【ロンドン福本容子】イラクの大量破壊兵器に関する英政府の情報操作疑惑で、疑惑報道につながった情報をBBCラジオに漏らしたとされる国防省顧問デビッド・ケリー氏(59)の自殺が19日確認され、ケリー氏を追いつめた責任をブレア政権に求める声が強まりだした。
英各紙は同日、BBCから情報操作の張本人と報道された首相側近のキャンベル戦略広報担当官が、自分の立場を擁護するためBBC攻撃を執拗に繰り返したことが結果的にケリー氏を自殺に追い込んだと非難、キャンベル氏の辞任は避けられないとの見方が広がっている。
また、フーン国防相にも責任追及の声が向けられている。国防省は今月8日、ケリー氏の名前を伏せ「省関係者がBBC記者と面談したと名乗り出た」と発表。ところがフーン国防相が「ケリー氏が報道の情報源なのかどうか答えよ」とBBC会長に書簡を送った直後、ケリー氏の名前が報道機関に漏れ、騒ぎとなった。
一方、ブレア首相は、箱根で開かれた小泉純一郎首相との共同会見で、英国人記者からケリー氏の事件に絡んで政府の責任を追及された。首相は「事実関係が判明するまで結論は控えるべきだ」と繰り返し、特別実施が決まった判事主導の調査の結果を待つ構えを強調した。
しかし、数週間かかるとみられる調査が終了するまで、英報道機関や野党政治家が事態を静かに見守る気配は全くない。箱根からブレア首相の動向を伝えたBBCテレビのギト・ハリ記者は「キャンベル氏は新聞各社の編集長に自ら電話をかけ、自分に辞任すべき非がないことを訴えているが、辞任は不可避というのが首相に同行中の英記者の一致した意見だ」と語った。
ただ、現時点で政権中枢の人物が辞任すれば、政府の非を認めることになり、ブレア首相は難しい判断を迫られそうだ。
[毎日新聞7月20日] ( 2003-07-20-00:42 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030720k0000m030089001c.html