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イタリア人記者、「情報源は私」 イラクウラン情報
イラクによるウラン購入情報がイタリアから米英に伝えられたとされる問題で、イタリア人女性記者が「ローマの米国大使館に情報を提供した」と明らかにした。19日付のイタリア有力紙「コリエレ・デラ・セラ」が伝えた。
この記者はイタリアの週刊誌「パノラマ」のエリザベッタ・ブルバ記者。同紙とのインタビューによると、イラクがニジェールからウランを購入する内容の文書を02年10月、「明らかにできない筋から」入手し、信用性を確かめるためローマの米国大使館に渡した。
同記者もニジェールへ行って確認を取ろうとしたが、多すぎるウランの量など不確かな要素が多く偽造文書の可能性が高いと判断、上司らと相談して記事にするのは見合わせたという。「世界的なスクープになると感じたが、誤って扱えば記者人生が終わると非常に心配だった」と、当時の心境を語っている。
今年1月になって、ブッシュ米大統領の一般教書演説で「イラクの核疑惑の証拠」に使われるとは想像もしなかったという。 (07/19 21:01)
http://www.asahi.com/international/update/0719/013.html