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【モスクワ町田幸彦】ロシア外務省のヤコベンコ報道局長は18日、「国連安全保障理事会で関連する決議が承認されれば、ロシアはイラクに平和維持部隊を派遣する可能性がある」と述べた。露政府が公式にイラクへの平和維持部隊派遣に言及したのは初めて。国連新決議についてパウエル米国務長官も協議に応じる姿勢を示しており、今後、イラク復興をめぐる焦点の一つになろう。
イワノフ露外相は17日、訪問先のカイロでイラクの治安確保のために「数多くの国が軍部隊派遣に貢献できるよう、国連安保理の新決議が必要だ」と語り、平和維持部隊派遣に前向きな姿勢を見せた。
ロシアはこれまでイラクに平和維持部隊を送らないと表明しており、イワノフ外相も18日、「まだ、派遣問題を検討していない」と強調した。しかし、イラク駐留の米軍が「ゲリラの抵抗」を認める事態を受け、ロシアは国連をてこにイラク管理に参画する狙いで方針転換を進めそうだ。
英BBC放送(電子版)によると、米国防総省の専門家チームが先月下旬から2週間にわたりイラクを現地調査した報告書は、「今後、急激な改善がなければ、真の混とんに陥る可能性が増大する」とイラクの治安情勢を警告した。報告書はブッシュ政権に対し、資金・要員面の補充に加え、他の国々と国連の参加を確保するよう提言している。
ロシア国防省は既に、イラクに展開するポーランド部隊の管轄地域に対し、人道分野などの後方支援に応じる意向を明らかにしている。平和維持部隊をイラクに派遣する場合、隊員の規模や任務をどのように想定するのかは分かっていない。
[毎日新聞7月19日] ( 2003-07-19-00:19 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030719k0000m030117000c.html