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(回答先: ガーデイアン:ブレア首相が東京で、英国防省がケリーの死に至る事情の独立司法調査行うと言明。 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 19 日 10:10:15)
【ロンドン福本容子】イラクの大量破壊兵器に関する情報をBBC放送に漏らしたとされる英国防省顧問、デビッド・ケリー氏(59)とみられる遺体が発見された事件は、イラク戦争正当化のための情報操作疑惑が持たれているブレア政権に大きな波紋を投げかけた。政府は、男性が公式にケリー氏と確認されるのを待たず、裁判官による独立調査を実施する方針を固めたが、調査の行方によってはブレア首相の政治生命が左右される可能性も出てきた。
警察当局は、検視の上で19日に公式な身元発表を行うとしている。自殺か事故死かなど死因も不明のままだ。しかし、国内報道機関は既にケリー氏を「犠牲者」とみなし、死に追いつめた可能性のある政府に厳しい報道ぶりを見せている。
ブレア政権は独立調査の実施が不可避と判断したものの、調査はケリー氏の死因や死亡の背景に限定したい意向とみられる。しかし、透明性が確保された明確な調査結果を示せなければ、国民の政府に対する疑心をさらに拡大させる可能性がある。事態は、疑惑の早期幕引きを図りたい政権の思惑とは逆の方向に進みつつあるようだ。
情報操作疑惑は、「イラクが45分で生物・化学兵器を配備できる」とする情報を首相府が無理やり9月の報告書に挿入させたと報じたBBCラジオ報道が発端となった。政府による「情報源」探しが進む中、ケリー氏は、記者と面談した事実を自発的に国防省幹部に打ち明けたとされるが、同氏の意に反して「情報源」として名前が公表され、公聴会での厳しい尋問や報道機関の取材にさらされていた。
[毎日新聞7月19日] ( 2003-07-19-11:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030719k0000e030025000c.html