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【ワシントン中島哲夫】米ホワイトハウスは18日、ブッシュ大統領の一般教書演説に盛り込まれた「イラクがアフリカからウランを入手しようとした」という情報や、これに対する国務省情報調査局の「極めて疑わしい」という批判を含む情報評価報告の抜粋を公表したが、ブッシュ大統領は同局の疑念表明部分を読んでいなかったことが分かった。記者団に背景説明をした米政府高官が明らかにした。
米政府の情報担当6機関が昨年10月にまとめたイラクの大量破壊兵器に関する90ページの評価報告について、ブッシュ大統領もライス大統領補佐官(国家安全保障担当)も全文を読んだわけではないと同高官は語った。特に、84ページ目の脚注部分にあった「イラクがアフリカで天然ウランを入手しようとしているとの主張は極めて疑わしい」との国務省情報調査局の指摘に関しては、「彼(ブッシュ大統領)は知らなかった」と明言した。
19日付の米紙ワシントン・ポストは1面の記事で、この「読んでもらえなかった警告」に焦点を当てて報道。1機関からとはいえ「極めて疑わしい」と指摘された情報が、その指摘の事実を大統領が知らないまま一般教書演説に盛り込まれたことに、疑問を提起している。
[毎日新聞7月19日] ( 2003-07-19-17:05 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030720k0000m030001000c.html